(写真:アフロ)

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「本田さんのチャンネル登録者数は88万人(10月3日現在)。これまで一位だった草なぎ剛さん(44)の数字を抜いて、芸能人トップに立ちました」(IT会社関係者)

9月22日に自身のYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」を開設した本田翼(26)。YouTube上でホラーアクションゲームの実況中継を実施したところ同時間帯での視聴者数が世界一位を記録するなど華々しいデビューを飾った。

「本田さんは実況中継後に自分で編集されたダイジェスト版を公開し、既に約300万回再生されています。動画のクオリティが高く、厳しい視聴者からも好意的に受け取られファンも増えているそうです。仮に毎日動画を公開した場合、広告収入が月1,000万〜1,500万ほど見込まれます。さらにゲーム会社とのタイアップがついてくると、本田さんクラスだと余裕で年収は1億円を超えるでしょう。実際、本田さんが実況を開始したことによって『商売あがったりですよ……』と嘆くゲーム実況者が続出しているそうです」(ネット広告代理店関係者)

動画一つで収入が変わるとは、まるで夢のような世界――。実際、ここ最近YouTubeに進出する芸能人が増えている。

10月1日にはお笑いコンビのキングコング・梶原雄太(38)が「カジサック」としてYouTuberデビュー。2019年末までにチャンネル登録者数が100万人に達しない場合は芸人を引退すると宣言したばかり。この一年だけでも元私立恵比寿中学の廣田あいか(19)、梅宮アンナ(46)、カンニング竹山(47)、ガチャピンなど多種多様な著名人がYouTuberデビューしている。いったい、何が彼らをそこまで駆り立てるのだろうか。

「数年前までは芸能界でもYouTuberを冷ややかな目で見る人が大半でした。ただその間にYouTuberたちは着実に人気を積み上げてきました。『なりたい職業ランキング』でも上位にYouTuberが上位にくるように、小中学生のほとんどは家でもテレビを見ず彼らに夢中。YouTubeは今後芸能界で生き残っていく上でも、もはや無視できないコミュニケーションツールになりつつあるのです。さらに成功すれば、億単位のビジネスになります。そうした夢を求め、進出する芸能人が後を絶たないようです」(前出・IT会社関係者)

だが、一世を風靡した芸能人にとっても厳しい世界が待ち受けているという。

「本田さんがあれだけ支持を集めたのも、かねてから公言してきたゲームへの愛が視聴者にもきちんと伝わったからです。実際、チャンネル開設をしたものの伸び悩んでいる芸能人は非常に多いです。HIKAKINさん(29)をはじめとした職業YouTuber達も非常に高いクオリティの動画を毎日アップしており、戦略なしで始めて生き残れる甘い世界ではないと思います」(前出・IT会社関係者)

熾烈な生存競争を勝ち残ることができるのは果たして――。