シリーズ累計発行部数4億5000万部を超える世界的ヒット作の『ハリー・ポッター』シリーズの世界「ウィザーディング・ワールド」を舞台にしたアクションロールプレイングゲーム(RPG)のデモムービーが、海外の掲示板Redditにリークされ、以前からウワサされていたその存在が明らかになりました。

Unannounced Harry Potter RPG has killing and unforgivable spells! : gaming

https://www.reddit.com/r/gaming/comments/9kmudg/unannounced_harry_potter_rpg_has_killing_and/

Leaked Harry Potter video game footage looks truly magical | Metro News

https://metro.co.uk/2018/10/02/leaked-harry-potter-video-footage-looks-truly-magical-7997174/

「映画配給会社のワーナー・ブラザーズが『ハリー・ポッター』シリーズを下敷きにした、AAA級のアクションRPGを開発している」というウワサが、求人サイトのメッセージなどを根拠に広まっていました。しかし、プレイ映像を含めたデモムービーが流出したことによって、ウワサだけではなく本当にゲームが開発されていたことが判明しました。

Redditに投稿されたムービーは、ワーナー・ブラザーズがアメリカで実施したクローズドなフォーカスグループで公開されたものだと、投稿者は語っています。投稿されたムービーが本物かどうかは明らかになっていませんが、元のYouTubeリンクは既にワーナー・ブラザーズからの申告によって削除されてしまっています。海外メディアのMetroが改めて公開している1分12秒のリークムービーは、以下のサムネイルをクリックすると見ることができます。



学生達が食事や勉強に使うホグワーツ魔法魔術学校の大広間。Metroが入手したマーケティング資料によると、ゲームの中で描かれるのは、ハリーが活躍する現代よりも100年ほどさかのぼった19世紀頃とのこと。



キャラクターメイキングの様子。主人公はホグワーツ魔法魔術学校の5年生とのことで、性別・体形・顔・髪型・目などを自由に設定できるようです。また、プレイヤーは8種類から魔法使いのタイプを選択でき、自分の好きな寮や友人の選択によっては、良い魔法使いにも悪い魔法使いにもなることができるとのことで、ゲームの自由度の高さがうかがえます。



もちろん学校に通っているので、魔法の授業も行われています。



薬草学の授業で利用する温室。



魔法薬学の授業もあるようです。



ゲーム内では、ホグズミード村に繰り出すことも可能な様子。





学校屋外に広がる「禁じられた森」は、基本的に生徒は立ち入り禁止のはずですが、ゲームでは足を踏み入れることができる上に、森に生息する生き物と出くわす場面も。



森に住む動物たちとはコミュニケーションがとれるようです。



ゲームは三人称視点のオープンワールド系アクションRPGで、単にストーリーを追いかけるだけではなく、いろんな場所に冒険に出てサブミッションをこなしていくスタイルとなっている模様。かなりざっくり描かれた地図を広げ……



学校の外を出歩きます。山腹にダンジョンらしき場所を発見。



「ルーモス(光よ)!」という原作でもおなじみの呪文をとなえると、杖の先に明かりがともります。



立ちはだかる蜘蛛の巣は魔法で焼き払います。



ムービーには、魔法を使って道を作ったり、小鬼を戦ったりする場面もまとめられていました。画面左部には呪文を「装備」しているような表示が映し出されていますが、ゲーム中ではどのようにして呪文を使い分けるのかが気になるところ。





戦うのはダンジョンだけではありません。ホグワーツの敷地内では、原作にも描かれていたような生徒同士の「決闘」が行われる様子。



最後にペットのフクロウが郵便を届ける場面が映ってムービーは終わりました。