近鉄富田林駅近くの掲示板に張られた樋田淳也容疑者の顔写真入りのチラシ=8月14日撮影(提供・共同通信社)

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 大阪・富田林署から脱走し、9月30日に山口県内で逮捕された樋田淳也容疑者。自転車で日本一周をしているとし、写真撮影にも応じていたが、その際に着用していたサイクリングウエアブランドが、盗難された人へ補償を呼び掛けている。ウエア関係者はデイリースポーツの取材に応じ、2日午前11時現在、名乗り出る人はまだいないとした。

 樋田容疑者は「只今、自転車にて日本横断中!」と書いたボードを手に、山口県内の道の駅支配人に写真を撮らせていたが、その際に紺色のサイクリングウエアを着用していた。

 警察署から着の身着のままで脱走した樋田容疑者が、サイクリングウエアを買うことは考えにくく、おそらくどこかで盗んだと思われるが、それに心を痛めたのがウエアブランド側。取引のある自転車販売店などのSNSを通じ「関係各所に大変ご心配をお掛けし、申し訳ございません」と謝罪した後「ウェアを盗難に遭われた方、お見舞い申し上げます。もしいらっしゃいましたら、ご連絡ください。今回特別に同等品で補償させていただきます」と呼び掛けていた。

 9月30日に逮捕され、2日が経過しているが、ウエア関係者は2日午前11時現在、名乗り出ている人はいないと説明。SNS発信だけではなく、警察にも聞いていると言うが、まだ進展はない。樋田容疑者が来ているウエアは1万3000円程度のもので、自社の物であることは「すぐに分かった」といい、改めて盗難被害者へ補償とお見舞いを呼び掛けていた。