8月12日(2018年)に大阪府警富田林署から逃走した樋田淳也容疑者(30)が9月29日、山口県周南市で発見された。逃走から48日、富田林から約400キロ離れた道の駅でお餅やとんかつなど1053円相当の食料品を万引きしようとして窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのだ。

当初ニュースなどで流れたバイクではなく、白い自転車でバックパッカーを装い逃亡していた樋田。自転車はクロスバイクと呼ばれるもので、逃走当日に羽曳野市で盗まれたものだった。

警察は保身のために伏せていた?

樋田容疑者は愛媛県の道の駅で出会った44歳の男(占有離脱物横領容疑で逮捕)と3週間ほど行動を共にしていた。この男の話では、樋田容疑者から声をかけ、「勝手についてきた」という。元兵庫県警捜査一課刑事の飛松五男氏は「2人組になることで自転車旅行を装い、捜査から逃れようとしたのでは。適応力のあるかなりの役者だ」と話す。

男は「ママチャリで目指せ日本一周」、樋田は「日本一周」「出会い旅」という看板を背負って移動していたというから樋田のずる賢さが見える。

しかし、盗まれた自転車の特徴など、なぜ警察は公表しなかったのか。飛松元刑事は「私は情報を出せときつく言っていた。(発表しなかったのは)クロスバイクが盗まれたのをメディアに明かしてまた叩かれるのを恐れたから。それだけだ」と怒りを隠さない。樋田容疑者に好き勝手にやられているということを発表したくなかっただけだというのだ。

司会の堀尾正明「松山刑務所から逃げた平尾龍磨受刑者も、結局は市民の通報で捕まったでしょ? 今回はたまたま万引きでみつかった。警察ってこういう時どうなのかな......」

飛松元刑事「一言言わせてください! 小さい事件でも大きい事件でも100%、市民の協力があるからこそ解決することができる。警察はその協力に対してちゃんとせよ!マスコミに情報を出して、市民の協力を得て、捕まえる。それが一番大事です!」

飛松元刑事の怒りは収まらないようだ。