イラクの首都バグダッドで、人気インスタグラマーだったモデルのタラ・ファレスさんのプロフィルページを見る人(2018年9月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イラクの首都バグダッド中心部で27日、インスタグラム(Instagram)で人気を呼んでいたモデルのタラ・ファレス(Tara Fares)さん(22)が愛車のポルシェ(Porsche)のオープンカーを運転中に射殺される事件が起き、ソーシャルメディア界隈に波紋が広がっている。

 ファレスさんはバグダッドのキャンプサラ(Camp Sarah)地区を車で走行中に襲撃され、3か所に致命傷となる銃弾を受けた。ファレスさんはイラク北部クルド人自治区を拠点とし、故郷の首都バグダッドを訪れることはめったになかった。

 この殺人事件について、イラク内務省は捜査を開始している。

 最新ファッションの動向に敏感なファレスさんは、インスタグラムで大胆な衣装に身を包み、髪の毛をさまざまな色に染め、タトゥーをしている自身の写真を披露し、270万人のフォロワーを獲得していた。

 ツイッター(Twitter)ユーザーは、そうしたライフスタイルと、有名人であることを理由に標的にされたのではないかとみている。

 あるユーザーは、「イラクでまた悲劇的な犠牲が出たと知り、気がめいり、心が痛む。モデルでソーシャルメディアのインフルエンサーでもあったタラ・ファレスさんが、バグダッドで白昼堂々、射殺された」と投稿。

 別のユーザーは、「若いイラク人モデルは、他の女性たちと同じように人生を謳歌(おうか)していただけだ。不運にも過激派に撃たれて命を落とした。こうした悲しいニュースを聞くと、本当につらく悲しい」とツイートしている。

 殺害予告を受けたためにヨルダンで亡命生活を送っているイラク人風刺作家のアフマド・バシール(Ahmad al-Basheer)氏は、「彼女は、この世界に生きる多くの女性と同じように生きることにした。それだけの理由で彼女を殺害した犯人を擁護する者は、誰であれ、殺人の共犯者だ」と述べている。
【翻訳編集】AFPBB News