インド・ニューデリーにある最高裁判所(2016年5月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド最高裁判所は27日、配偶者以外の者との性交渉を犯罪とみなし禁錮刑を科す姦通(かんつう)罪について、憲法に違反し女性差別に当たり、犯罪ではないとの判断を示した。

 同国では100年以上前、英植民地時代に制定された法律により、男性が既婚女性と、その夫の許可なしに性的関係を持った場合は姦通罪とみなされ、禁錮5年に処されてきた。

 今年に入り、姦通罪は差別的だとする申し立てが行われていた。

 従来の法律下では、女性側からの告発は認められておらず、姦通行為自体に対して法的責任を負うのは男性のみだった。

 最高裁は、同法は女性の尊厳と個人の選択を奪い、女性を男性の所有物として扱うものだと指摘。姦通は引き続き離婚の正当な理由にはなり得る一方で、私的な問題だとする認識を示した。

 インド最高裁は今月初めにも、同性間の性交渉を犯罪とみなす規定を違憲であり無効だと判断。英植民地時代の法律で定められた性交渉に関わる罪を非犯罪化したのは、今月だけで2例目となった。
【翻訳編集】AFPBB News