アーユルヴェーダで7日間の“究極のデトックス”を体験する

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旅行先としての人気沸騰から数年。今なお面白い国、スリランカ。いや、一周まわってますます面白さを増している!?

ということで、今回の特集では、5人のスリランカ好きが、“次にスリランカに行ったらやりたい3つのこと”をテーマに、その魅力をお届け。
 
第2回は、“もっとディープなアーユルヴェーダ体験”について。
案内人
岡本梨沙(おかもと・りさ)
2015年から1年間、スリランカの老舗アーユルヴェーダリゾート「シッダーレーパ」にて医師診断時の通訳として従事。英国アーユルヴェーダカレッジ認定アーユルヴェーダコーディネーター修了。帰国後は化粧品メーカー勤務。
 
 
【スリランカでしたいこと1】
ハーブの浣腸も!究極のデトックス「パンチャカルマ」を受ける
 
スリランカ旅行で多くの人が目的のひとつに挙げるアーユルヴェーダ。初めてのスリランカ旅行ではシーギリヤ・ロックやコロンボ観光など、あちこち囘ってみたいという人が多く、アーユルヴェーダはスパでの半日体験や2〜3日のホテル宿泊などの短期間で済ませてしまう人がほとんどだろう。
©Siddhalepa
しかし本来、アーユルヴェーダの効果を得るには、最低7日、できれば10日以上の宿泊が必要だ。実際に、アーユルヴェーダ専門リゾートでは、最低宿泊日数を5〜7日以上にしている施設もある。
アーユルヴェーダドクターによる脈診や問診で体質を診断する。
例えばドイツ人は、日本人以上に健康意識が高い人が多いのか、1〜2週間の休暇を取り、徹底的にアーユルヴェーダでデトックスを行っている人が大半だった。

また、知人の外資系バリキャリ女史も、毎年10日間スリランカに アーユルヴェーダを受けるためだけに訪れている。今年でなんと6年目というから驚きだ。帰国後、肌ツヤが違うと周りの人に言われるので、ついつい毎年通ってしまうそう。

私も5年前に、初めて訪れたスリランカで10日間の本格的なアーユルヴェーダを体験。個々人の体質に合わせて自然治癒力を高めるホリスティックな健康法に強く惹かれ、2015年から1年間スリランカで暮らしアーユルヴェーダを学ぶことに。

移住とまではいかなくとも、とにかくリピーターが多いスリランカのアーユルヴェーダ。リピーターの目的は約1週間以上滞在する人にだけ許される“究極のデトックス”こと「パンチャカルマ」を受けること。 「パンチャカルマ」とは“5つの浄化療法”という意味で、5つの方法により体内の毒素を徹底的に出しまくる。アーユルヴェーダといえばオイルマッサージをイメージする人も多いが、実はオイルマッサージは「パンチャカルマ」を受けるための前段階に過ぎない。
一人ひとりの体質に合わせてオイルや原料をブレンドしてくれる。
アーユルヴェーダのドクターと、50種類以上ある薬の原料。
5つの浄化療法の中でもユニークなのが「バスティ」と呼ばれる浣腸療法。体質に合ったハーブエキス入りの温かいオイルをお尻から注入するという驚きの療法だ。私も実際にやったことがあるが、温かいオイルが注入されていく感覚がなんとも言えない(苦笑)。さらにハーブの薬用成分を体内に染みわたらせるため、1時間以上はオイルを腸内にいれたまま我慢する。我慢したかいもあり、普段から悩んでいたひどい便秘も、滞在最終日に一気に出て解消!「パンチャカルマ」を受けたことをきっかけに、生理不順や冷え性も以前よりもずっと楽になったので効果テキメンだった。(※効果には個人差があります!)
 
【スリランカでしたいこと2】
情報断食!デジタルデトックスに勤しむ

体のデトックスだけでなく、心のデトックスをするためのプログラムも組まれているアーユルヴェーダ。そのひとつが情報断食だ。

知らないうちに溜まってしまった心や頭のノイズを取り除き、完全にリラックスできる環境を作るため、多くのアーユルヴェーダリゾートではインターネットの利用が制限されている。Wi-Fiが使えるエリアをあえてロビーだけに限定しているホテルや、完全にインターネット利用NGの厳しいホテルもある。
朝夕2回ヨガが行われる。
また、アーユルヴェーダといえばイメージする人も多い、頭部にオイルを流す「シロダーラ」。 “第三の目”と呼ばれる額中央の部分にオイルを垂らし続けることで 中枢神経をリラックスさせ、瞑想に近い状態をつくりだす効果があると言われている。このシロダーラを受けた後は、特に気をつけて情報断食をするようドクターから指導を受ける。読書や人との会話、考え事もできるだけせず、とにかく情報が頭に入らないようにしてほしいと言われる。数時間、情報断食をするだけでも頭がクリアになり、リフレッシュできるはず。旅行中もついついスマホをチェックしてしまいがちだが、意識的に何もしない時間を作り、スリランカの大自然に集中してみてほしい。
 
【スリランカでしたいこと3】
アーユルヴェーダグッズを大人買い!
 
帰国後もアーユルヴェーダのデトックス効果を持続させるため、アーユルヴェーダグッズを一式買って帰るのがおすすめだ。スリランカでしか買えない商品も多く、リピーターの中には、スーツケースを余分に持参し大量にまとめ買いする人もいるほどだ。
 
スリランカでは様々なアーユルヴェーダグッズが売られているが、本格派には アーユルヴェーダの老舗メーカー「シッダーレーパ」の製品が一押しだ。スリランカ土産の定番品である「シッダーレーパ バーム」が有名な同社だが、バーム以外にも、マッサージ用ハーブオイル、サプリメント、ハーブエキス(漢方薬用酒のような薬酒)、歯磨き粉、紅茶、シャンプーなど幅広い製品を取りそろえている。
ハーブサプリメント。血液をきれいにしたり、コレステロールを下げる効果があるといわれるものなど効能別で種類豊富。
スパイス味でサッパリした後味の歯磨き粉。
免疫力を高めたり、デトックス効果があるといわれる紅茶。
巷には、ハーブの効果があまり期待できない“なんちゃってアーユルヴェーダグッズ”もたくさん売られている中、スリランカ産の高品質な天然ハーブが配合されているシッダーレーパ社の製品は信頼がおける。同社のアーユルヴェーダグッズは、スーパーや薬局でも購入することができるが、コロンボの「シッダーレーパスパ」と、ワドゥワの「シッダーレーパ アーユルヴェーダ ヘルス リゾート」が品揃えがよい。また、スタッフに相談すれば、個々人の体質や身体の悩みに合った製品を教えてくれる。
 
文/岡本梨沙
編集/田中亜衣
イラスト/篠塚朋子