ミニプレステ収録作「残り15本」について本気出して考えてみた（ガチ予想＋α）：レトロゲーム浪漫街道
懐かしのプレステ作品20タイトルが収録予定。その内容は......
1994年に登場した「プレイステーション」の外見やボタン配置、コントローラー、外箱パッケージのデザインに至るまでをほぼそのまま再現しつつ、手のひら大までコンパクトにして復刻する「PlayStation Classic」。本体には懐かしの「プレイステーション」ソフト20作品が内蔵されます。
収録作20本のうち、先行して明らかにされているのが次の5タイトル。
R4 -RIDGE RACER TYPE 4-JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻鉄拳3ファイナルファンタジー�� インターナショナルワイルドアームズ
この情報だけでも、「FFVIIはやっぱり"インターナショナル"の方なんだ......」とか、「ゲームアーカイブスで出なかった鉄拳3がついに......」とか、各所で盛り上がりまくっているようです。
残りの15本に選ばれそうなタイトルをひたすら考えました
ここからが本題の、「PlayStation Classic」に入る残り15本はどのソフトか？ という話。あーでもない、こーでもないと「オレの15本」を考えさせていただきつつ、最終的には「ガチ予想枠」＋「希望もこめて枠」の計15本でまとめてみました。（以下、メーカー名はすべて当時表記）
【当確クラス：10本（ガチ予想枠）】
・バイオハザード（1996年3月22日発売／カプコン）サバイバルホラーの名作＆大ヒット作の第1弾。ディレクターズカット版や2以降もヒットしたので、必ずどれか1本は収録されると思いますが......プレステ発のレジェンドということで、希望はやはり第1作のオリジナル！
・アークザラッドII（1996年11月1日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
「ワイルドアームズ」が入るなら、これが入らない理由が見つからない1996年の大ヒットRPG。前作（「アークザラッド」）からセーブデータの引き継ぎができるのが特徴で、I、IIの両方が収録される可能性も？
・パラッパラッパー（1996年12月6日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
リズムにあわせてボタンを押していくだけでカジュアルに遊べる"音ゲー"の走りで、今ミニプレステが出るタイミングにおいてもキャッチーな作品。きっと入ると思います。
・クラッシュ・バンディクー（1996年12月6日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
プレステのヒット作品を振り返ると、オーソドックスなアクションゲームの代表作といえるものは決して多くなく、そういう意味でマストになりそうな一本。
・I.Q インテリジェントキューブ（1997年1月31日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント
3D空間を歩き回り、キューブを次々に消していくパズルゲーム。あの「FFVII」と同じ発売日に出て、じわじわ売れ続けてミリオンセラーに。パズル作品枠としては同社の「XI」（サイ）も捨てがたいが、知名度的にはこっちか。
・サガ フロンティア（1997年7月11日発売／スクウェア）
売れに売れまくっていたスクウェアのRPG。「FFVIIインターナショナル」以外に2本は入ると見て、そのひとつがこちら。「ロマンシング サ・ガ」シリーズではミニスーファミ収録がかなわなかったので、後継作の「サガフロ」はぜひ20選のうちに入れてほしい！
・みんなのGOLF（1997年7月17日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
こちらも説明不要の大ヒットシリーズ第1作。続編も出続けているのでレアさはないけど、何より誰でもすぐ遊べるし、実名選手が出てこないスポーツゲームのヒット作は貴重で、収録されそう。
・グランツーリスモ（1997年12月23日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
プレステでは「リッジレーサー」シリーズと双璧をなすレースゲームの代表格。こちらは実在の車と挙動をとにかくリアルに再現していることが特徴でした。すでに収録が決まった「R4 -RIDGE RACER TYPE 4-」と対照的な一本として、入ってくる予感がバリバリします。
・メタルギアソリッド（1998年9月3日／コナミ）
タクティカル・エスピオナージ・アクション（戦術かくれんぼアクション）の名作。大ヒット名作シリーズのナンバリング第1弾......といえばこれも間違いなく入ってくるでしょう。
・聖剣伝説 レジェンド オブ マナ（1999年7月15日発売／スクウェア）
絵本のような美しいドットグラフィックと世界観が魅力的なアクションRPG。「FF」「サガ」「聖剣」は90年代スクウェアを象徴する3大シリーズだったので、（他にも人気作は山ほどあるとはいえ）この3ブランドが揃うことにはかなり意味があるかと。
【やや望み薄？クラス：5本（希望もこめて枠）】
・ときめきメモリアル〜forever with you〜（1995年10月13日発売／コナミ）個人的にはぜひ入れてほしい恋愛シミュレーション「ときメモ」。ただし、シリーズのオリジナルはPCエンジンだったので微妙なところか......（でも"ミニPCエンジン"の話はさらに望みが薄そう）。プレステオリジナルとなれば「ときメモ2」があるものの、「2」はCD-ROMがかなり特殊な仕様だったので難しそう。いや、でも、なんとかして一作入れてください！
・ソウルエッジ（1996年12月20日発売／ナムコ）
3D武器格闘アクション。ナムコの格ゲーといえば「鉄拳」が代表作、しかし以後「ソウルキャリバー」シリーズとなって現在に続く歴史を作った「ソウルエッジ」の存在感もまた大きい。大ヒットこそしなかったものの、プレステの20選に入る貫録は十分あるはず。
・ロックマンDASH 鋼の冒険心（1997年12月12日発売／カプコン）
ミニファミコン、ミニスーファミともにスタメン入りを果たしたロックマンシリーズも、ファンとしては再び入ってきてほしい。プレステ時代に入りメジャー感はちょっと薄れたものの、新シリーズ「ロックマンDASH」は従来とまったく違う3Dアクションになっており、その独創性から名作との呼び声も高し！
・どこでもいっしょ（1999年7月22日発売／ソニー・コンピュータエンタテインメント）
プレステのメモリーカードスロットを使う、「ポケットステーション」との連動がキモのコミュニケーションゲーム。その仕組み上、ミニプレステでの再現はちょっと難しそうながら、その後のソニー・コンピュータエンタテインメントの顔ともいえるキャラクターとタイトルだったので、何か特例的な仕組みつきで収録してくれそうな期待は残ります。
・moon（1997年10月16日発売／アスキー）
ラストはプレステというか、90年代のゲームの話をすると名作として常に挙げられる不思議なゲーム。個人的にも未プレイでずっと遊んでみたいと思っていたものの、中古屋さんに並んでいるのは見たことがないし、ゲームアーカイブスなどでの復刻もされていないタイトルで......もしこれが収録されたら奇跡レベル。でも"奇跡枠"として期待だけはさせてほしい一本！
次点に落としたソフトの話もまだまだしたいけど......
そのゲームがいかに名作かというよりは、何だかんだ「知名度」とそれに伴う「懐かしさ」がポイントになってくるでしょう......と、ガチで15本を選んでいたつもりが、やはり最後の方は"難しくてもぜひ入れてくれ！"ってソフトの話が入ってしまいますね。いや、「不思議なゲーム」としか紹介のしようがなかったけど「moon」、一度はプレイしてみたいです。
あとは版権的な事情で難しそうな「ジョジョの奇妙な冒険」（カプコンの対戦格闘）とか、超名作だけど同社超メジャータイトルたちの前でどうしても埋もれてしまう「ベイグラントストーリー」（スクウェアのアクションRPG）とかも本当は推したかった......！ ああ、こうやってあれこれ言ってる間が一番楽しい。
