2013年にアーシアと性的関係を持ったことを告白しているジミー・ベネット。ジミーは当時17歳。2人が会ったカリフォルニアでは未成年なので、これが事実であればアーシアは強姦罪になる。現地時間9月23日(日)、告白後初めてテレビの生放送に出演し事件について語ったベネット。アーシアとは2004年、7歳のときに映画で親子役で共演してからもときどき連絡を取っていたと語っている。アーシアは彼のことを「息子」と呼び、彼はアーシアを「お母さん」と呼んでいたという。

それまでTwitterやメールでやりとりしていたけれど、2013年にアーシアから連絡が来てマリナ・デル・レイのリッツカールトンホテルで会うことに。ベネットは付き添いと一緒にホテルを訪れたけれど、アーシアが付き添いを歓迎しないそぶりを見せたことから付き添いは帰ったという。ホテルの部屋に入ったベネットにアーシアは仕事をオファー。自分の制作している映画に出演してほしいと言ったという。ベネット曰く「彼女は最初にシャンパンを勧めてくれました。彼女はすでに飲んでいました」「彼女は僕に世界を見せたいと言いました。僕がアメリカから出たことがないのを知っていたから。彼女は僕をローマに連れて行きたいと言いました」。

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続いてベネットは「彼女は僕にキスをし始めました。それは長く続き、僕はそれが単なる友情としてのキスではないと思い始めました。彼女はキスだけではなく、他のことをしようとしているのだと感じました」。ベネットはアーシアにベッドの上で服を脱がされ、性的関係を持ったと告白。「あの場では彼女が力を持っていて、その力のせいで私は自分のことを無力に感じました」とも。

この番組の放送後、アーシアはまだ何も発言していない。でもアーシアの父で映画監督のダリオ・アルジェントが翌日イタリアのマスコミにコメント、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインがベネットにこの事件を公表するように仕向けたのだと非難している。アーシアはワインスタインの性的暴行を告発した女優たちの1人。ダリオ・アルジェント監督曰く「女の子が男の子をレイプするなんて聞いたことがない」「ワインスタインが復讐しているんだ。彼はあらゆる可能性を使った。あの少年から話を聞き、お金を払ってアーシアを告発したんだ。ワインスタインの陰謀だ」。

ベネットとアーシアの主張が完全に食い違い、混迷を深める今回の事件。父が告発するようにワインスタインが関係しているのか、続報に注目したい。

text: Yoko Nagasaka