ご冥福をお祈りいたします。-写真は2013年6月に撮影
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 人気SFシリーズ『スター・ウォーズ』のエピソード4と5のプロデューサーを務めたゲイリー・カーツさんが、現地時間23日、がんのため78歳で亡くなった。The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。

 ゲイリーさんは、ジョージ・ルーカス監督が手掛けた『アメリカン・グラフィティ』(1973)に共同製作として参加。その後、ルーカス監督の代表作である『スター・ウォーズ』(1977)とその続編『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)の製作を担当、彼の成功を陰で支えてきた。

 ルーカス監督は「ゲイリーの死は『スター・ウォーズ』ファミリー全体に届くことでしょう。撮影中に生じた困難や難しい状況に追い込まれても、プロデューサーとしての彼の貢献が、ストーリーをスクリーン上にもたらす助けとなりました」と同サイトに向けて声明を発表している。

 また、『スター・ウォーズ』の出演者もTwitterを通してメッセージを投稿。ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんは「古き友人を失いました。誇張できないほど映画に貢献した優しく、賢い、多才なフィルムメーカーを世界は失いました」と当時の撮影現場を収めた写真と共に彼を追悼。チューバッカ役のピーター・メイヒューさんは、「偉大な映画製作者が亡くなりました。彼がいなければ、“フォース”は存在しなかったでしょう。あなたは、何百万人の人々を感動させた作品たちの中で思い出されるでしょう」と彼の功績を称えている。(編集部・倉本拓弥)