東大卒のお金持ちに嫁いだら…実の親がマウンティングを始めて赤っ恥

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 東大卒のエリート夫を持つ、専業主婦の妻。夫に愛され友人からは羨望の眼差しを送られ、バラ色の人生かと思いきや、そこには他人にはうかがい知れない深い深い闇が……。

 そんな心中を語ってくれたのが、先日息子さんが2歳になったばかりというユリエさんです(31歳・仮名)。

◆官僚として激務に追われながら、妻を気遣う“理想の夫”
「国家公務員の主人とは、社会人になってから、読書好きが集まるコミュニティで知り合いました。今年で結婚5年目です。主人は転勤の可能性がある省庁に所属しているため、前に勤めていた医療機器メーカーは寿退職しました。それ以来、激務の主人を支えようと、専業主婦として家事や育児に励んでいます」

「東大卒は変人が多い」とよく言われていますが、夫のケイスケさんは穏やかでユーモアにあふれた人柄だそう。引越しや育児の方針について相談しても、的確に判断を下してくれる、まさに“理想の夫”と言います。

「休日に時間があれば子どもを見ていてくれますし、私が一日中友達と遊ぶ予定を入れていても、『たまには思いっきり骨休めしておいで』と快く送り出してくれます。小さい子の面倒を見慣れていないので、帰宅した時にリビングが散らかり放題になっている時もあるんですけど(笑)」

 なんて羨ましくなる話……! ところがユリエさんには「東大の妻」ゆえの大きな悩みがあるそうです。

◆富裕層だけど大らかな夫の実家
 東大卒の夫であれば、義理の実家が裕福で教養ある家庭ということも少なくなさそうです。実際、東大生の親の62.7%が年収950万円以上だという調査結果が出ています(※東京大学 2016年「学生生活実態調査」より)。「優秀な息子にふさわしい嫁であれ」とばかりに、義母が厳しく指導してくる……なんてこともあるのでは?

「たまに聞かれるのですが、すくなくともうちに限るとそれはないですね。確かに義父はメガバンクの役員で、義母は専業主婦。義兄は主人と同じく東大卒で、医者としてバリバリ働いています。いわゆる『富裕層』に入ると思いますね。

 ですが、全員とてもおおらかで人柄が良く、『君たち二人で選んだ人生なんだから、何でも好きにやりなさい』というスタンスのようでした。私の実家のある熊本県が大規模な地震に見舞われた時にも、真っ先に電話して心配してくれましたし、支援物資もどっさり送ってくれたんです。本当に頭が上がりません」

 しかし、夫と義理の家族に恵まれているからこそ、ユリエさんの心は曇ってしまうそう。

◆夫の実家と張り合いたがる自分の両親
「問題があるとすれば、私と、私の実家にあります。実家は田舎の小さな鉄工所で、両親ともに高卒です。私自身も偏差値のさほど高くない大学の出身ですから、娘が東大卒の男性と結婚するなんて、まさに青天の霹靂だったはず。

 だからコンプレックスを刺激されるのか、両親が異様に主人の実家へ対抗心を燃やすんですよ。事あるごとに『まあ、俺だって社長だしな。お前も社長令嬢なんだから、胸を張るといいぞ』なんて威張るし…。張り合いたいんでしょうね」

「父は確かに社長ではあるんですが、2、3人でほそぼそとやっている鉄工所ですし、わざわざふんぞり返ることではないと思います」とバッサリ。それだけではなく、ユリエさんの両親は、娘の子育てにもうるさく口を出してくるのだそうです。

「『その子も東大に入れるんでしょ? だったらそろそろ習い事始めさせなきゃ』とか、『小さい頃からの英才教育が肝心らしいわよ』としつこく言ってきます。義両親は全部私たちに舵取りを任せて、見守ってくれてるのに……。こう言ってはなんですが、自分の実家をひどく卑しく感じてしまうんです」

「父も母も、以前はそんな人ではなかったんですが……。劣等感のなせる業でしょうか。誰も恨めないので、少し辛いです」と締めくくったユリエさん。彼女の目の前が晴れる日は来るのでしょうか。

―東大生の妻たち vol.3―

<文/小泉ちはる>