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ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系『池上彰のニュースそうだったのか!!』。

22日(18:56〜20:54)の放送では、新企画「違いを知ればニュースがもっとよくわかる SP」と題して、「憲法と法律」「今の台風と昔の台風」「銀行と信用金庫」などの違いについて、池上氏が解説した。

テレビ朝日の丹羽敦子プロデューサーによると、打ち合わせの際に池上氏の「お札と硬貨って作っているところが違うでしょ?」との発言に対して、「え!?」と反応したスタッフがいたことで今回の企画が生まれたという。

今回の打ち合わせと収録でもっとも盛り上がったのは、新聞について。池上氏は毎日13紙もの新聞を読んでおり、丹羽Pは「初めてお会いしたころは確か10紙もなかった気がします。その後、地方紙が増え、さらに今回は紹介しませんでしたが、ネットでニューヨークタイムズとかイスラエルの新聞なども読まれるようになっていて、どんどん増えてます(笑)」と明かす。

さらに池上氏の新聞の読み方について、丹羽Pは「ただ読み方はずーっと変わってないですね。朝に見出しだけ目を通して、夜にじっくり読む。そして気になるページを破いて、ネタごとにクリアファイルに入れておいておく、という。例えば『地球温暖化』というファイルにどんどん新聞を入れていって、後日に授業や番組で扱うときにもう一度まとめて読み直したりするそうです。部屋の中は新聞の切り抜きであふれかえっている、と前におっしゃってました」と語った。

池上氏によると、1つのトピックについて各紙まとめて読み返すと、新聞ごとの論調の違いが分かるとのこと。今回番組では新聞によって「安倍総理推し」か否かを取り上げたが、他にも原発に関する論調などでも、各紙でかなり差があるという。「池上さんは『スポーツ紙もデイリーは阪神の応援して、報知は巨人ばっかりでしょ? それと同じ感じ。だから、この新聞はなにを推しているのか理解して読むとよりいいです』とおっしゃってました」(丹羽P)。

打ち合わせのときには、池上氏は「朝日新聞の題字のイラストが関西と関東で違う(関西:稲穂、関東:桜)」といった新聞雑学を披露してくれたそうで、丹羽Pも「まったく気づきませんでした。池上さん、新聞の隅々まで見ているんだなと改めて驚きました」と感想を漏らしていた。

次回(10月6日18:56〜)は、3時間スペシャル。インターネットが登場したり、コンビニが劇的に便利になったりと、平成で私たちの生活はどう変わったのか、池上氏が解説していく予定だ。