武田アナは2016年のNHK紅白歌合戦の総合司会を務めた(2016年撮影、写真はリハーサル風景)

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NHK日本テレビ、ともに60年以上にわたって日本のテレビ界をリードしてきた2局が、珍しいコラボレーションを展開中だ。2018年9月22日は「コラボデー」と題して、同じスタジオから両局が同時生放送したり、両局アナウンサーが局の垣根を超えて出演したりしている。

進行役を務めるのは、NHK武田真一アナ(51)と桑子真帆アナ(31)、日テレが桝太一アナ(37)と水卜麻美アナ(31)。なかでも、「たけたん」の愛称で知られる武田アナが、視聴者の注目を浴びている。

「ズームイン!サタデー」に出演

今回の特別企画は、両局の放送開始65周年と、2019年に控えるラグビーワールドカップを記念したもの。日テレは民放テレビとしては最も早く開局したことが知られている。コラボデーには、同時中継される午前の「テレビ65年 スポーツのチカラ」以外にも、朝の「おはよう日本」(NHK)と「ズームイン!サタデー」(ズムサタ、日テレ)から、両局をつないでのやりとりが行われた。

ズムサタでは、武田アナがNHKでは決して言うことのない「正解はCMの後で」のフレーズを、「ズームイン!」のポーズ付きで披露。ツイッターの「トレンド」には、「CMのあと」「CMの後」が入り、ファンからは、

「たけたんが憧れの一言を言えたんだね(笑)」
「うわぁたけたんがズームインポーズしてる、かっこよすぎ」
「たけたんのCM振りがトレンド入りするのすごすぎん???国民に愛されてる」

といった喜びの声が出ている。

「いやぁもう、改めて我々、資本主義の社会に生きてるんだなって」

武田アナは「NHKニュース7」のメインキャスターを9年間にわたって担当し、17年4月からは「クローズアップ現代+」のキャスターを務める。硬派なイメージがありながら、16年には「NHK紅白歌合戦」の総合司会を務め、ピコ太郎さんの「PPAP」を振りつきの替え歌で歌うなどのギャップからファンも多い。

念願のフレーズを言った感想はどうだったのか。ズムサタのエンディングで武田アナは、こう振り返っていた。

「いやぁもう、改めて我々、資本主義の社会に生きてるんだなって」