提供:週刊実話

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 タレントの香取慎吾が、フランス・パリのルーブル美術館関連施設で初めての個展を開いている。

 同展は、香取が日仏友好160周年を記念するアートイベント『ジャポニスム2018』の広報大使を務めていることから、公式企画の1つとして開催。入場無料の地下ホールにて10月3日まで開かれる。

 個展の開催が決定した今年5月には、「僕のアート脳が爆発しています。たくさんの人に僕を感じてもらいたいです」と意気込みを語っていた香取。9月19日に開場を迎えると、「信じられないです、うれしいですよ、もちろん」と、あらためて喜びを語った。会場には稲垣吾郎と草彅剛も駆け付け、作品を鑑賞しながら祝福のコメントを寄せている。

 ファンからは喜びと称賛の声が上がっているが、ネット上では個展の開催について、
《この人のアートは言うほどのアートなのかな? 理解できない》
《芸能人の特権だよね。一般人ならこうはいかない》
《ファン以外には魅力ない絵だと思う》
《香取君大好きですが、絵はルーブルで個展ってレベルではない》
《まず日本でそこまで評価されてないよね?》
 など、疑問視する声も散見している。

 実際のところ、香取のアートに対する評価はどれほどなのだろうか。
「香取は以前からアート創作に励んでいましたが、本格的に注力し始めたのはSMAP解散後の昨年からです。企画展などに作品を出展したりはしていましたが、ルーブルで個展を開くレベルかというと…美術関係者からも疑問の声があるにはあります」(芸能誌記者)

 そもそも香取が描いているのは抽象画であるため、評価が分かれるのだという。
「香取さんの作品には、『心象がよく表れている』と評する人もいますし、逆に『落書きに近い』と切り捨てる人もいます。ただ、“基本が疎かである”というのは、美術を専門的に学んだ人ならほとんど読み取れることですね。正直言うと、このくらいなら全国の美大に山ほどいます。もちろん、“香取さんが描いている”ということに意味があるのは分かりますが…」(都内美大生)

 また、個展を開いている場所がルーブル美術館内ではなく、あくまで関連施設内であることも念頭に入れておくべきだという。

「そのスペースは、例えば住友生命が企画する『こども絵画コンクール』の作品も展示されたりするような、いわゆる貸しスペースです。ルーブル美術館が香取の絵を高く評価したという話とは違いますので、誤解は避けてほしいですね」(美術関係者)

 ルーブルの名前に重きを置かず、鑑賞した方がそれぞれで評価したいところだ。