Nintendo Switch Onlineのファミコン、早くもハックされる。未配信の『バトルトード』などが起動
Nintendo

今月19日に正式スタートしたNintendo Switch Onlineサービスのうち、懐かしのゲームが遊べる「ファミリーコンピュータ」がわずか数時間でハックされたことが明らかとなりました。

ハッカーのKapuccinoHeck氏は、公式配信されていないNES(ファミコン)ゲームをスイッチ上で起動している動画をツイート。手持ちのゲームを既存のライブラリに追加できたと述べています。
投稿された動画では、現状では日米ともに配信されていない「Kirby's Adventure(星のカービィ 夢の泉の物語)」の動作が確認できます。

ほか別のハッカーが、やはり未配信の『バトルトード』のオープニングをYouTubeにて公開。『マリオブラザーズ』を差し替える形で起動しているようです。


KapuccinoHeck氏によると、スイッチ用のファミコンエミュレータ動作はNES Classic Edition(日本のファミコンミニに相当)に近いとのこと。登録されたゲームは暗号化されてない.nes(ファミコンROMの拡張子)形式で収録され、データベースファイルには起動できるゲームリストが平文で記載されていると述べています。

そうしたNES Classicのノウハウを応用したためにハックも簡単だったわけですが、ゲーム追加ができるのは改造済みのスイッチ本体のみ。任天堂は改造スイッチを検知した場合、該当ユーザーの無改造スイッチもまとめてオンライン禁止措置を下すとの噂もあり、倫理的にもサービスを受けるためにも方法は探らないほうが賢明です。

任天堂が後からゲームを追加配信しやすくするため、あえてシンプルに設計したのかもしれません。一般ユーザーが危ない誘惑に惹かれないためにも、次々とファミコンゲームの追加配信が望まれるところです。