「007」新作に日系のフクナガ監督就任

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「007」シリーズ第25弾の監督にキャリー・フクナガが就任した。

「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」のシーズン1や「ビースト・オブ・ノー・ネーション」の監督として知られる日系監督のフクナガが、先日、創作性の相違を理由に降板したダニー・ボイルの後を引き継ぐことになったと発表された。

プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、今回のニュースについて、「キャリーと一緒に仕事ができることに大変喜んでいます。彼の多彩さと革新さはジェームズ・ボンドの新たなアドベンチャーに最適です」とコメントを出している。

同時に2020年2月14日の公開に向け、来年3月から英パインウッド・スタジオにて撮影が開始されることも明かされた。

ボイルの降板時には、製作の遅れが心配されていた同作だが、2019年11月とされていた当初の公開予定からわずか数カ月間の延期で済むこととなった。

一方でボイル降板の理由については、ボンドが最後に死を迎えるという設定を巡って意見が食い違ったという説もある。関係者の1人は「最後にボンドが劇的な死を迎えるという話が出ていました。でも実は死んでいなかったとか、『ドクター・フー』のような形で新しい俳優に世代交代するというような、次回作への可能性を残す感じのひねりを加える予定もありました」「予算面でも衝突があり、スタッフ間でも混乱が生まれていたのです」と話していた。