エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

写真拡大

現在大谷以外の投手のシーズン本塁打は計21本、あと2発で…

 打つたびに何かしらのMLB記録を更新し続けているエンゼルス大谷翔平投手が、またひとつ珍しい記録に近づいていることが明らかになった。

 MLB公式動画サイト「Cut4」が、今シーズン終盤に焦点となる個人記録を特集した記事で、大谷には「他のMLB投手全員の打った総本塁打数を1人で上回る」という記録がかかっていると伝えた。19日(日本時間20日)の敵地アスレチックス戦は3打数1安打だった大谷は現在20本塁打を放っているが、MLBの他の投手が今シーズン放った本塁打の総数は21本。つまり、大谷があと2本塁打を放てば、他の投手全員が放った本塁打より多くなるということだ。

 記事では、大谷がナ・リーグ新人王争いの有力候補、ファン・ソト(ナショナルズ)と同じ20本塁打でありながら、20号を打つのにかかった打席数はソトより120以上少ないことに言及。「18日(同19日)の試合前の段階で、(大谷が)14〜15打席に1本の頻度で本塁打を放っていることを考慮すると、シーズン終了時点には楽々と上回っているはずだ」としている。

 大谷の次に投手で今季本塁打を多く打っているのは、レッズの救援右腕マイケル・ローレンゼン。6月30日のブルワーズ戦で代打満塁弾を放つなど4本塁打を放っていることも、記事では紹介している。

大谷の記録は破格の扱い もはやスーパースター並み

 この記事でほかに紹介しているシーズン終盤の見どころは、

「J・D・マルティネス(レッドソックス)の3冠王はなるか」

「エドウィン・ディアス(マリナーズ)が60セーブをマークし、MLB記録の62(2008年、フランシスコ・ロドリゲス=当時エンゼルス)を超えられるか」

「ホセ・ラミレス(インディアンス)は40発40盗塁を達成できるか」

「クリス・デービス(アスレチックス)は50本塁打を放てるか」

「マックス・シャーザー(ナショナルズ)は300奪三振に届くか」

 など、そうそうたるスーパースターの記録ばかり。その中で、記事は写真も大谷を使用するなど破格の扱い。もはや、大谷は米メディアでもスーパースターとして扱われていると言ってよさそうだ。(Full-Count編集部)