衝撃的なパフォーマンスを見せた大坂なおみ【写真:荒川祐史】

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欧州、豪、アジアのメディアが続々報道

 テニスの「東レ パンパシフィックオープン」(アリーナ立川立飛)は19日、シングルス2回戦を行い、全米オープンを制した世界ランク7位で第3シードの大坂なおみ(日清食品)は同30位で2014年の全豪準Vのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)に6-2、6-1でストレート勝ち。わずか59分で準々決勝進出を決めた。海外メディアは元世界4位の実力者相手の圧勝劇に「輝けるフォーム」などと称賛している。

 全米オープンを制覇したその実力は本物だった。強烈なサービスとストロークを武器にチブルコバにわずか3ゲームしか与えず。一時間足らずで8強入りした。海外メディアは続々と新星の凱旋試合での完勝ぶりを伝えている。

 衛星放送「ユーロスポーツ」ドイツ版では「輝けるフォーム ナオミ・オオサカがドミニカ・チブルコバを下した」と特集。「全米オープン王者のナオミ・オオサカは偉業後の初戦で勝利を飾る」と新女王のグランドスラム優勝後の初戦に対する注目の高さを伝えている。

 スポーツ専門メディア「スポルティング・ニュース」豪州版でも「ナオミ・オオサカはWTAでの凱旋で東京の観衆を興奮させる」と記事を展開。

「日本人初のグランドスラム優勝者として、オオサカは母国に凱旋。極東に大きな興奮を生み出し、圧倒的な前評判通りに衝撃的なパフォーマンスを見せた。ミスの散見したチブルコバには叶わない相手だと証明した」と圧巻の強さを称賛している。

英放送局も称賛「チブルコバは成す術がなかった」

 英公共放送BBCも「ナオミ・オオサカがドミニカ・チブルコバにパンパシフィックオープンでストレート勝ち」と報道。

「20歳はセリーナ・ウィリアムズの審判に対する激怒で暗い影を落とした今月上旬のグランドスラムで初優勝を果たしていた。第3シード(の大坂は)はスロバキアのチブルコバ相手に59分間という駆け足で勝利した」と伝えている。

 インド地元紙「タイムズ・オブ・インディア」も「一瞬で、日本のオオサカが東京で準々決勝進出」と報じれば、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「オオサカは出だしから素晴らしいフォアハンドのダウン・ザ・ラインを放つなど絶好調。チブルコバは世界ランク7位の火力に成す術がなかった。猛烈なバックハンドのクロスで余裕の勝利を収めた」と絶賛している。

 新女王の凱旋マッチは世界中で話題を呼んでいた。注目度もさらに上昇している。(THE ANSWER編集部)