金正恩氏(右)と抱き合う文在寅大統領=18日、平壌(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日午前、北朝鮮・平壌の順安空港に到着し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と李雪主(リ・ソルジュ)夫人の出迎えを受けた。金委員長は専用機から降りた文大統領と握手を交わし、笑顔であいさつした。両首脳は18〜20日、今年3回目となる南北首脳会談を開き、朝鮮半島の非核化や南北関係の発展などについて議論する。

 空港では金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長も文大統領を出迎えた。また、平壌市民が朝鮮半島旗(統一旗)と北朝鮮の国旗を振って歓迎した。

 文大統領は空港で儀仗隊による栄誉礼を受けた後、平壌の有名レストラン「玉流館」で昼食会を行い、午後に金委員長との首脳会談に臨む。

 韓国大統領が北朝鮮を訪問するのは2000年の金大中(キム・デジュン)大統領、07年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に続き3回目となる。