市場に並べられたイチゴ。米カリフォルニア州ロサンゼルスにて(2018年8月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)州で、スーパーマーケットで販売されていたイチゴから縫い針が発見されるケースが相次いでいることを受けて、州政府はこのたび、情報の提供に多額の懸賞金をかけた。同国のグレッグ・ハント(Greg Hunt)保健相は「卑劣な犯罪」と非難している。

 この問題は先週、同州のスーパーで購入したイチゴを食べた男性が腹痛を訴え、病院に搬送されたことで発覚。

 これ以降、複数の人々が金属製の小さなピンが刺さったイチゴの写真をソーシャルメディアに投稿した。

 こうした事態を受けて、クイーンズランド州産の複数のブランドのイチゴがスーパーから撤去された。ニューサウスウェールズ(New South Wales)州やビクトリア(Victoria)州でも類似のケースが複数報告されている。

 クイーンズランド州のアナスタシア・パラシェイ(Annastacia Palaszczuk)首相は15日、イチゴへの縫い針混入について「この件の関係者は誰であれ、クイーンズランド州だけでなく、オーストラリアの他地域の家族たちを危険にさらしている。産業全体をも危険にさらしている」と非難した。

 同州政府は、関係者を捕まえることにつながる情報に10万豪ドル(約800万円)の懸賞金をかけている。

 クイーンズランド州警察は豪ABC放送に対し、イチゴへの縫い針混入が誰かを傷つける目的で行われたのは明らかだと語っている。

 警察は考えられる動機などについて明らかにしていないが、クイーンズランド州イチゴ生産者協会(QSGA)は、恨みを抱いた元従業員の仕業ではないかとの見方を示した。
【翻訳編集】AFPBB News