これだけは言われたくない!!デート中に女が嫌う、“金銭感覚”を押し付ける男の発言
恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。
せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。
仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。
しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。
どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。
今回は、デート中の会話で女が引いた男の価値観は何?という宿題を出していた。
良平と出会ったのは、友達に誘われて行ったバーだった。
中目黒にあるそのバーには常連客が多いようで、新参者の私は少し居心地の悪さを感じていた。だが、隣に座った良平はとても感じがよく、積極的に話しかけてきてくれたのだ。
「このバー、よく来るの?」
「初めて来ました!友達に連れてきてもらったんです。常連さんですか?」
「そうそう、家が近くて。よく来るんだよね」
馴染みの店なのだろう、良平はそこにいた他の人たちも紹介してくれて、バーのマスターとも楽しそうに話している。
そしていつの間にか、私は良平と連絡先を交換する流れになっており、食事の約束までしていた。
「本当に大丈夫?無理しなくてもいいからね」
そう気遣ってくれた良平に対し、私は笑顔で答える。
「いえ、私が良平さんとご飯に行きたいんです♡楽しみにしていますね」
これは、本心だった。このときは本当に彼と食事へ行きたいと思っていた。だが、デート中に良平のとある部分が見え隠れし、私は面倒になってしまったのだ。
デート中の会話で、里穂が引いた男の価値観とは
解説1:タクシーに乗ることを男が異様に気にしている点
良平は、恵比寿にある『ダンヴィーヴァ』を予約してくれた。
家からお店まではタクシーで10分弱。
近いと思っていたが、デート当日、準備を終えて時計を見ると、もう家を出ないと間に合わない時間だった。
どうして毎回、デート前は時間が足りないのだろうか。髪を巻いたり化粧をしているうちに、いつもギリギリになってしまうのだ。
「やっばい。遅刻しちゃう」
慌てて家を出たが、何故かこういう時に限ってタクシーは捕まらない。ようやく拾えたタクシーに乗り、急いで良平にLINEを送る。
-里穂:ごめんなさい!タクシーが捕まらなくて、5分遅刻です(汗)
待たせているというのに、良平は“気をつけてきてね”と優しい返事をくれて、私は思わずタクシーの中で微笑んだ。
「遅くなってごめんなさい!!」
慌ててお店へ飛び込むと、良平はにこやかに迎えてくれた。
「全然待ってないから大丈夫だよ。急いでコケなかった?大丈夫?」
-あぁ、優しくて良い人だなぁ。
前菜が運ばれてくるあたりまでは、少なくともそう思っていた。
「里穂ちゃんって、家が広尾って言っていたよね?近所かなと思ってこの店予約したんだけど、近かった?」
「はい、タクシーで10分弱くらいでした!お気遣いありがとうございます」
私の家は、確かにこのお店から近い。そういう配慮があって店を選んでくれたことを知って、良平の気配りに嬉しくなる。
「そしたら歩いても来られる距離?」
「そうですね〜でも歩くとちょっと遠いかな。しかもヒールですし」
-歩けるけど、今日の靴は無理だなぁ。
心の中でそう返事をした時だった。良平の言葉に、少し引っ掛かりを覚えたのだ。
「そっか、でもタクシーでその距離はもったいないよね。」
-も、もったいない・・・??
その考えはなかったので、良平の意見に思わず“ほぅ”と唸る。基本的に、夜飲むときは危ないからタクシー移動が多い。
電車だと遠回りで時間がかかる場合もあるし、1,000円くらいの距離ならばつい乗ってしまう。
良平の言葉にはちょっと驚いたが、その後も会話が盛り上がり、流れで2軒目にも行った。
店を出ると、時計の針は12時を指している。そのまま帰ろうとした時、良平が放った一言に、私はタクシーを呼ぼうと上げかけた手を思わず引っ込めた。
「あ、ごめん!もうこんな時間だ。電車で帰る?それとも“また”タクシー乗る?」
-この距離で電車?それに、“また”って何なのだろう。タクシーの方が早いし便利なのに…。
「いえ、電車だと逆に遠回りになるので、タクシーで帰ります!」
良平に別れを告げたあとも、なんだか気が晴れなかった。
ー彼の前では、あまりタクシーに乗ることを言わない方がいいのかな…。
里穂がどうしても良平に言いたくなった一言とは?
解説2:自分で稼いだお金。口うるさく言われたくない
そんな妙な気持ちを抱えたまま、2回目のデートは中目黒になった。
まさかの駅待ち合わせを指定されて早速テンションが下がっていたが、私は精一杯の笑顔を浮かべて、良平が待っている中目黒駅へ向かった。
だが、その笑顔も、早々に引きつることになる。
「里穂ちゃんって、いつもオシャレだし、いい鞄持っているよね」
出会って3分で褒めてくれた良平だが、そう言いながら私の持っている鞄と靴へ向ける視線をチクチクと感じる。
私が持っていたのはハイブランドの新作バッグで、値段は40万ほど。
エディターという職業柄、靴や鞄はある意味自己投資になるし、何より頑張って働いた証でもある。
だが明らかに何か言いたそうな良平を見て、私は慌てて言い訳をした。
「そうですか??エディターという職業柄、必要だし色々と持っているんですよね。鞄だけじゃなくて洋服の数も、普通よりは多い方かもしれませんね!」
そう言いながら、何故私が言い訳をしないといけなんだろう?と思い始めてくる。
「そう言えば里穂ちゃんって、普段電車とか乗るの?」
『RODEO(ロデオ)』のカウンター席に座ると、また良平は電車ネタを放り込んできた。
「え〜もちろん乗りますよ!今日はちょっと出るのがギリギリになっちゃって」
「そうなんだ!良かった、タクシーでしか移動しない人かと思った。里穂ちゃんって結構、パァッと使う人?」
-タクシー移動がダメってこと?それに私、散財するように見えるのかな?でも、そうだとしたら、何!?
そう言いかけるが、ぐっとこらえる。そしてこの時に、私は気がついた。
良平は良い人だけど、妙に人の懐具合やお金遣いに関して厳しいのだ。
「どんなイメージなんですか(笑)」
笑って流しながらも、かなりモヤモヤする。
誰のお金でもない、自分のお金である。タクシーに乗るのは自由だし、高い鞄を買うかどうかも私が決めること。
それをとやかく言ってくる男の人は意外に多い。また言葉にはしなくても、視線や表情で何か言いたげな男は、世の中にもっと多い。
だが、こちらからすると大きなお世話である。
その後、良平は過去の恋愛について語り出した。
「彼女はいたんだけど、いきなりふられちゃってさ。いつもそのパターンなんだよね。どうしてだろう」
彼がふられてばかりいるというのもなんだか納得できる気がしたが、まさかそうとは言えず、私は適当に慰める。
「良平さん、みんなに優しそうだから…。彼女が不安になっちゃうのかなあ?」
「え?優しい?のかな…ただ小さいことによく気がつくのかもしれないけど」
小さなことに気がつくと言うのか、細かいと言うべきなのか。
「そう言えば、この後、最初に出会ったバーに飲みに行かない?ここから歩いていける距離だし、せっかくだからどう?」
-この人と付き合ったら、ずっと気を使わないといけないんだろうなぁ。
きっと、大きな買い物をする度に言い訳を考えなければならない。タクシーに乗るだけでも“お金の無駄遣いだ!”と言ってきそうな勢いだ。
それを想像したら、すっかり腰が引けてきた。
「すみません、明日朝が早くて」
店を出て、私はすぐにタクシーに乗り込んで帰路に着いた。
ヒールで歩くなんて、真っ平ごめんだ。
▶NEXT:9月22日 土曜更新予定
男の携帯は、見るためにある!?
男女で異なる、金銭感覚。あなたにも心当たりはありますか?
今回は「男女が感じる金銭感覚の違い」について、『東カレデート』の会員2000人以上にアンケート調査を実施。
次ページにて、独身男女のリアルなコメントもお楽しみください!
2,000人にアンケート!男女が「金銭感覚の違い」を感じる場面とは
東カレデート会員に聞いた「金銭感覚の違いを感じるのはどんなとき?」
ちょっとした会話の端々や行動で感じる相手との「金銭感覚の違い」。
当たり前だと思っていた自分の金銭感覚。つい相手にも同じ価値観を期待してしまうが、時として「ズレた金銭感覚」と捉えられているかもしれない。
ましてや男女ともなれば、その小さな金銭感覚の違いがきっかけで破局につながってしまうこともある。
今回は、「金銭感覚の違いで、異性が恋愛対象から外れたことがありますか?」というアンケートを、アッパー層限定の審査制婚活・恋活アプリ『東カレデート』の会員に実施。2,000人を超える独身男女にご回答頂いた。
男女ともに過半数以上の人が「金銭感覚の違いで、異性が恋愛対象から外れたことがある」と回答。 特に、女性の方がそのようなシーンを多く経験しているようだ。
では、どんなシーンで金銭感覚の違いが生まれるのだろうか?
回答頂いた会員のコメントを、
・食事
・移動
・その他
のシーン別にご紹介します。
食事のシーン
男性コメント
・「ご馳走してもらう事が当たり前という女性。感謝、気遣い、配慮がない場合には、価値感が合わないと距離を置くことあります」(男性/大手企業)
・「初回の会計から一切財布を出そうとしない」(男性/経営者・役員)
・「他人の財布をあてにして、身の丈に合わない店に行きたがる人」(男性/IT関連)
女性コメント
・「年収が全然違うのに、完全割り勘でガッカリした」(女性/受付)
・「美味しいご飯を食べに高級店に行ったものの、値段を見すぎる男性。食べたいもの、飲みたいものを選べばいいのに、と感じてしまいました」(女性/IT関連)
・「細かく割り勘を提案されると恋愛対象から外れます(笑)」(女性/会社員)
移動のシーン
男性コメント
・「六本木ヒルズからミッドタウンに行くのに、女性が歩かずにタクシーに乗ったとき」(男性/経営者・役員)
・「毎回歩くのが嫌らしくタクシーを使うところ」(男性/経営者・役員)
・「雨が降ったら傘を買わずにタクシーに乗る」(男性/IT関連)
女性コメント
・「タクシー代をケチる人」(女性/IT関連)
・「疲れたときなど、たまにグリーン車を使うのさえ浪費癖のように言われた」(女性/(東証一部上場企業)
・「ちょっとの移動もケチケチして、タクシー乗りたいのに電車やバスをゴリ押された瞬間。。萎える」(女性/IT関連)
その他のシーン
男性コメント
・「やたら毎回新しいバッグがある」(男性/外資メーカー)
・「住んでるところのグレードが違った」(男性/公認会計士)
・「旅行の際、ホテルが五つ星以外は泊まれないと言われた」(男性/東証一部上場企業)
女性コメント
・「誕生日プレゼントがしょぼかった」(女性/会社員)
・「雑誌のままブランドもの即買い男子。成金かと…」(女性/受付)
・「年収が少なくても、それで満足してしまえるところ。そこから何か努力しようとしないところが、理解できなかったです」(女性/外資メーカー)
あなたが共感できるシーンはあっただろうか?
次回の「オトナの恋愛塾」もお楽しみに!
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※アンケート調査概要
調査期間: 9月5日〜9月6日
回答数: 2,475件
対象: アッパー層限定の審査制恋活・婚活アプリ『東カレデート』の入会審査に通過をした独身男女の会員。