13日放送、フジテレビ「PRIME news alpha」では、サッカー元日本代表の中田英寿氏が手掛ける日本酒ビジネスについて紹介した。

現役を引退してから、ジャンパンクラフトサケカンパニーの代表として、日本酒の魅力を世界に発信するプロジェクトを手掛けてきた中田氏。現在は期間限定で訪日外国人向けの日本酒バーをオープンしている。

日本酒に引かれた理由を問われると、中田代表はイタリアに住んでいた時にワインが好きだったと告白。海外のサッカー選手がワイナリーを持つのを見て、「カッコイイなと思っていたんですけど、ワインのように日本酒を勉強して知っていたら面白いのかな」と感じたと明かした。

それから回り始めた蔵元の数は、300以上にのぼる。「日本で、特に蔵で飲む味と同じ状態をそこにどうやって届けられるか」を考える中田代表は、海外での日本酒の飲まれ方に危機感を覚えているという。

中田代表が「いま海外での日本酒の消費は伸びている」と話すように、日本酒の輸出量はこの10年で倍増しており、8年連続で過去最高を記録している

だが、いろいろな国に行くたびに日本酒を飲むという中田代表は「ちゃんと管理された日本酒はほぼ目にすることがない」とコメント。「日本酒は繊細でデリケートなものなので、温度変化によってすぐ味が変わってしまう」と、徹底した管理が必要と訴える。

そこで自ら手掛けたのが、マイナス5℃の低温で管理できる世界初の日本酒セラーだ。中田代表は「マイナス5℃で飲むのがおいしいのではなく、マイナス5℃にすると劣化しづらい」と明かす。

自ら日本酒を造るわけではないという中田代表は「お酒を楽しめる環境をつくっていくのが自分の役割」とコメント。日本酒セラーを「世界中の飲食店が普通にワインセラーのように入れるような環境」をつくることなどが仕事だと述べた。

日本酒の海外戦略を問われると、中田代表は「もうお酒自体おいしいですね。だけどおいしいものがおいしいまま届かないので、環境をつくるのが一番の戦略になるのではないか」と答えた。