日本はコスタリカ相手に3-0で快勝した【写真:Getty Images】

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初陣での快勝発進を称賛、先発7人が“国内組”

 森保一新監督率いる日本代表にとっての初陣となった11日の国際親善試合コスタリカ戦は、3-0の快勝に終わった。

 これまで代表招集歴のない、もしくは少ない若手選手たちが特に目立った一戦となったが、米衛星放送「FOXスポーツ」アジア版でも、お馴染みだった海外組を未招集ながら、勝利を飾ったことについて称賛している。

 北海道で発生した地震の影響により7日のチリ戦が開催中止となったため、コスタリカ戦が森保ジャパンの船出となった。コスタリカ戦の出場選手のなかで、ロシア・ワールドカップ(W杯)でプレー時間を得たのがDF槙野智章(浦和レッズ)だけだったことに、同紙も「新顔揃いの日本がハジメ・モリヤスの下でウイニング・スタートを切った」と驚きをもって見ているようだ。

「FIFAワールドカップ後の試合で、日本はいわゆる“海外組スター”を招集することを避けた。モリヤスは若手で、なおかつまだ経験値が少ない選手、そしてスタメンのうち7人がJ1リーグに所属する選手を起用したのだ。しかしキックオフ後からサムライブルーは試合を支配した」

 MF中島翔哉(ポルティモネンセ)のCKからDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)が誘発したオウンゴールでの先制点、後半アディショナルタイムにMF伊東純也(柏レイソル)が右サイドを独力突破して決めた3点目に触れるとともに、注目しているのは2点目のシーンだ。


2点目のシーンに脱帽「チーム全体が連動した」

「ホームチームは後半21分にチーム全体が連動した。ナカジマの鋭いパスに対して飛び出したエンドウがパスを送り、それを受けたミナミノは(相手DFの)ケビン・ブリセーニョを出し抜いてシュートを打つ前にスペースを創出していた」

 それぞれ中島、MF遠藤航(シント=トロイデン)、FW南野拓実(ザルツブルク)の動きが噛み合ったとしている。森保ジャパンにとって会心の90分間となったが、その内容と結果は海外に打電するにふさわしいものだったと言えそうだ。


(Football ZONE web編集部)