与信管理サービスを展開するリスクモンスターは、第4回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」を発表。その結果に驚きの声が上がっている。

調査は全国の大学1・2年生500人を対象に実施。トップ3は、1位「地方公務員」(7.2%)、次いで2位「アップル」(5.4%)、3位「国家公務員」(5.0%)だった。以降は4位「グーグル」(4.6%)、5位「アマゾン」(3.8%)、6位「任天堂」「資生堂」(3.4%)、8位「味の素」(3.0%)、9位「明治」「カルビー」「ソニー」「トヨタ自動車」(2.8%)と続いた。

過去3回の調査で、いずれも公務員が1、2位だったが、国家公務員が前回2位からランクダウンし、今回初めて民間企業が2位に割り込んだ。地方公務員の人気は圧倒的で、出身地域別でもすべて地域において1位だった。ランキングの上位には、食品メーカーと外資系IT、テレビ・通信系企業が目立つ一方で、安定・高給の代名詞ともいえた銀行の最高順位は、三菱UFJ銀行の25位だった。

就職先の選定基準について聞くと、「プライベートを優先させたい」(24.8%)が1位、次いで「出世して高収入を得たい」(23.0%)、「優良企業で安定的に働きたい」(18.4%)だった。

最低限実現したい生涯最高年収を尋ねると、「500万円以上600万円未満」(15.4%)が最多で、「400万円以上500万円未満」(14.6%)、「600万円以上700万円未満」(11.8%)と続いた。

同社は「プライベートを優先させたい」願望が顕著であり、「バリバリ働き高年収を稼ぐよりも、家族や趣味などのプライベートな時間の充実を重視する傾向がうかがえる」と分析。さらに、大学1、2年は憧れやイメージから企業選定する傾向があるため、今後は「より安定的で手堅い企業への就職へと変化していく」とも予測する。

SNSでもこの地方公務員の人気が注目を集めており、様々な意見が出ている。例えば、安定を求めすぎ、入ると理想と現実は違う、親世代の洗脳ではないかなど苦言が多数。一方で外資企業の躍進に着目する声もあり、安定志向とグローバル志向もしくは野心家の学生とで二極化、トップ5に日系民間企業がランクインしない構図が面白いなどの声も。
エイル
空前の売り手市場が続いている大学生の就職状況とは裏腹に、手堅い地方公務員が人気という結果。安定とプライベートの優先を求める若者の傾向を印象づけるものとなった。

(山中一生)

■関連リンク
第4回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/pdf/20180824.pdf