【あの人は今】1990〜2000年代に流行ったヴィジュアル系バンドのいま! SIAM SHADE! SOPHIA! 黒夢! PENICILLINなど

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CDが最も売れた時代とされる1990年代後半はヴィジュアル系と呼ばれるバンドがたくさん誕生し、チャートを賑わせていました。

最近は見かけないバンドが多い?


化粧やファッションなどで世界観を表現していたヴィジュアル系バンドでしたが、現在はめっきりその数が少なくなってしまいました。当時はたくさん存在した彼らはいったい何をしているのでしょうか。一世を風靡したバンドたちの現在に迫ってみました。

SHAZNA(シャズナ)


1997年にボーカルのIZAMが女装した姿で注目を集めたバンドのSHAZNA。『Melty Love」『すみれSeptember Love』と立て続けにヒットを飛ばしましたが、その後は売上が低迷。メンバーがパンクバンドへの転身を事務所に提案したこともあるほど活動は安定せず、2000年に活動休止。

その後2006年にIZAMが女装を封印した姿で活動再開するものの、目立った活動はできないまま2008年に解散。最後は当時流行した麒麟・田村の著書『ホームレス中学生』にちなんで『ホームレスヴィジュアル系』なる書籍も出版していました。さらにその後2017年に新メンバー3人を加えた6人編成で再結成し、定期的にライブ活動を行っています。

黒夢


清春と人時によるバンドで、ヴィジュアル系バンドの中でもロック、パンク色の強い音楽性で人気を集めていました。しかし、1999年から無期限の活動休止に。その後、2009年に一夜限りの復活を果たし、正式に解散となりましたが、翌年に活動再開を発表。

その後は不定期でライブ活動などをおこなっていましたが、2016年に権利管理会社が税金を滞納したことをきっかけに「黒夢」という商標がオークションにかけられる自体に発展。商標の買い戻しには成功したものの、黒夢の公式サイトは消えた状態となっています。

SOPHIA(ソフィア)


松岡充さんがボーカルを担当していたSOPHIA。2000年代も精力的に活動を続けていたものの、2013年の全国ツアーを最後に活動休止期間に突入しました。その後は活動休止の状態がずっと続いていますが、オフィシャルサイトが削除されてしまうこともなく、将来復活する可能性は十分にあると言えそうです。

PENICILLIN(ペニシリン)


アニメ『セクシーコマンド外伝 すごいよ!!マサルさん』の主題歌『ロマンス」が大ヒットしたことで知られているPENICILLINはベーシストのGISHOが2007年に脱退してしまいました。しかし、現在まで一度も休止することなく活動を続けています。HAKUEIや千聖は現在も変わらずにヴィジュアルの良さをキープし、ライブ活動も精力的に行っています。当時ファンだったという方はライブ会場に足を運べば、昔と変わらぬ姿を楽しめるかも?



FANATIC◇CRISIS(ファナティック クライシス)


ポップス色の強い楽曲で人気を集めたFANATIC◇CRISISは2005年5月に解散ライブを行いました。その後、ボーカルの石月努さんがデザイナーに転職したものの、2011年の東日本大震災を機に、翌年音楽活動を再開。他のメンバーもさまざまなかたちで音楽に携わっているようです。

La’cryma Christi(ラクリマ・クリスティ)


曲は知らないけど名前は知っているという人が何故か多いLa’cryma Christi。2005年にギターのKOJIが脱退し、2007年に解散。その後2009年にあっさり再結成すると、2010年と2012年にツアーを開催し、以降バンドとしての音源リリースこそないものの活動は継続中ということになっているようです。

SIAM SHADE(シャムシェイド)


『1/3の純情な感情』のヒットで知られるSIAM SHADE。2002年に解散してしまいましたが、2007年に他界したマネージャーを追悼するために一夜限りの再結成。また、2011年に東日本大震災復興のため、ライブを開催しました。

その後、2013年にも再結成して12年ぶりのツアーを開催。2015年にもライブに出演し、2016年の武道館公演を持ってSIAM SHADEの活動は完結とされています。

しかし……、きっとまた再結成しそうですよね……。

Raphael(ラファエル)


メンバー全員が若干18歳にして1999年にメジャーデビューを果たし、2000年には日本武道館で単独ライブを行うなど、若手有望バンドとして注目されていたRaphael。しかし、2000年10月にリーダーの華月が、市販の鎮痛剤の大量摂取による中毒で死去。19歳の若さだった。その後決まっていたツアーを完走するものの、2001年に活動休止。

以降は華月の13回忌にライブを行い、メンバーが出会って20年となる2016年に全国ツアーなどを行い、3枚のフルアルバム発売をしたところでベースのYUKITOが音楽を引退。それをきっかけに正式に解散となりました。

現在も大活躍し続けているバンドも多い


今回紹介したバンドのほかにもたくさんのヴィジュアル系バンドが活動を休止していました。しかし、GLAY、X JAPAN、L’Arc〜en〜Ciel、LUNA SEAなどのバンドは現在も第一線で活躍していることは今さら説明するまでもないでしょう。



よく活動再開する傾向がある?


また、今回紹介したバンドもそうですが、何度も活動休止と再開を繰り返しているヴィジュアル系バンドが多いようです。もしかしたら昔聞いていたバンドの現在を調べてみると、現在も活動していたり、再結成するかもしれませんよ。