岩渕は前半、前線で孤立気味に。苦戦を強いられた。写真:早草紀子

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 アジア大会の女子サッカーは8月31日、インドネシアのゲロラ・スリウィジャヤ・スタジアムで決勝の日本対中国が行なわれ、日本が1対0で勝ち2大会ぶりの優勝を決めた。

 2大会ぶりの優勝を目指す日本は、準決勝の韓国戦からスタメン3名を変更。籾木結花(日テレ・ベレーザ)、阪口萌乃(新潟L)、隅田凜(日テレ・ベレーザ)がスターティングイレブンに名を連ねた。日本の先発は、GK山下杏也加、DFは右から清水梨紗、鮫島彩、三宅史織、有吉佐織。中盤はボランチに長谷川唯と隅田、2列目には阪口萌、中島依美を起用。2トップには岩渕真奈と籾木が入った。

 日本は立ち上がりから最終ラインの裏を狙ってきた中国の勢いに押し込まれた。球際での激しい寄せと奪ってからのロングフィードに、日本のディフェンスラインは押し下げられ、10番のFWリー・インらを軸とした攻撃に再三危ない場面を作られた。

 それでも、GK山下を中心とした粘り強い守備と相手のシュートミスにも助けられ、無失点で前半を切り抜ける。

 後半はメンバー交代なくスタート。日本は前半とは打って変わって、前線からのチェイシングと連動した守備で中国の攻撃を封じ込み、徐々に敵陣へ押し込むようになる。56分、日本は籾木に代えて準決勝で1ゴールを挙げている菅澤優衣香を投入する。

 65分には隅田からのパスを受けた岩渕が反転からシュートに持ち込むなど、徐々にゴールへの道筋を見出していく。

 しかし終盤に入り、中国も息を吹き返す。再び鋭い出足からボールを奪い、カウンターからチャンスを掴む。77分にはグー・ヤシャが決定的なシュートを許すが、これを山下がビッグセーブで凌ぐ。

 そして89分、ここまで耐えていた日本についに先制点が入る。後方からのフィードを受けた中島がクロスを上げると、これを菅澤がヘディングシュートで流し込む。日本が先制に成功する。

 土壇場で先制点をもぎ取った日本は、このリードを守り切り、1対0でタイムアップ。日本が2大会ぶり2度目の優勝を決めた。日本は今春のアジアカップに続く戴冠で、アジア二冠を達成した。