2018年8月29日と30日、福岡市博多区のJR博多駅付近の道路が陥没した。29日は、「キャナルシティ博多」近くの市道で、約50センチ四方で、深さは約2メートルと、かなり大きな穴だった。30日の穴は、そこから100メートルほど離れた交差点で、直径10センチ、深さ8センチほど。けが人や事故はなかったそうだ。

博多駅前では2016年11月、市営地下鉄七隈線延伸のトンネル掘削工事に伴う大規模な道路陥没が発生した。ツイッターには市民の心配する声が集まっている。

「博多駅のあの辺り、昔から砂地だった...」「地元民にとっては気になる」


キャナルシティ博多(ぱちょぴさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターに集まった反応を見てみよう。

「博多周辺いつか全部陥没するんじゃないの?」「博多駅のあの辺り、昔から砂地だったって2年前の大陥没事故の時に言われたやん...」などと、不安にかられる人が多かった。

「......充分な調査や原因解明はされたのだろうか?」「以前のように大きな大きな穴ぼこ出来たら困るから、そうならないように早急に対応しなきゃ」といったコメントもあった。

2年前の大規模な道路陥没に関して、原因解明の調査はきちんと行われたのか、と指摘する人もいる。そもそも昔から砂地だった一帯で、地質的に大丈夫なのか、疑問を持つ人も少なくないようだ。

今回の陥没現場は地下鉄延伸工事区間ではなく、トンネル工事も行われていなかったとされている。だが、地元民の不安を消すことはできるのだろうか。