キリン、アサヒ、サッポロ……ビールをプレゼントしてくれる株主優待のランキングになっています。ビールをお得に飲めるので、ビール党の皆様は必見です!

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18年最新版!ビール株主優待ランキング

シュワシュワの泡! 堪らないのど越し!他のアルコールを飲む方でも、まずは最初にキンキンに冷やしたビールを一杯という皆様も多いと思います。仕事終わりのビール一杯、最高ですよね! 株主優待には色々な種類があり、ビールを株主優待としてプレゼントしてくれる銘柄も存在します!

そこで今回は、株主優待+配当の利回りランキングに加え、企業の成長度などを加味して、最もお得なビールの株主優待銘柄はどこかをランキング形式で見てみたいと思います。

※株主優待は額面通りの評価となっています(一部筆者が推定)。予想配当+予想優待売却利回りはあくまでも参考としてご覧下さい(2018年8月10日の終値で試算しております)

第3位 サッポロホールディングス(東証1部<2501>)

予想配当+予想優待額面利回り:2.14%

【2018年8月10日株価】 2433円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=24万3300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 42円
【株主優待権利確定月】 12月
【優待内容】
100株以上 ビール350ml缶4本または食品・飲料詰合せ1,000円相当
200株以上 ビール350ml缶8本または食品・飲料詰合せ2,000円相当
1,000株以上 ビール350ml缶12本または食品・飲料詰合せ3,000円相当
これとは別に200株以上の場合、自社子会社経営レストラン割引券(20%割引)5枚
※サッポロライオンチェーン等で利用可。1回につき割引限度額は1万円

第3位はサッポロホールディングス(東証1部<2501>)です。ビール類国内シェア4位の企業で、外食や飲料、不動産事業も手がけています。ちなみにビール類国内シェア3位のサントリーはランキングに入っていませんが、サントリーホールディングスは非上場企業です。

今回は100株を購入し、年間で1000円相当の株主優待を獲得したケースを想定しています(株主優待は1000円で評価して利回り計算を行っています)。

ランキング3位となっているサッポロホールディングスですが、利回りは2位のアサヒグループホールディングスよりもわずかに高いのです。しかし、業績的にはアサヒやキリンに押されているといった印象で、その分を加味して3位としました。

新ジャンルやRTD(レディ・トゥ・ドリンクの略で缶チューハイやカクテル缶等、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料のこと)の苦戦に加え、国内飲料と北米飲料事業の収益悪化懸念も。2018年12月期上半期の業績は売上が3.6%減の2417億4000万円、営業利益が30億4300万円の赤字(前年同期は11億6100万円の黒字)、純利益は25億1600万円の赤字(同1億8800万円の赤字)と、営業利益は赤字に転落しました。もっとも通期では増収増益を予想していますが、予定通り国際事業と食品飲料が下半期に大幅増収増益となるかは不透明な部分があると思います。

同社の場合、株価は2017年秋頃から下落基調となっています。まずは業績の立て直しが会社の予想通りに進むかどうかを慎重に判断しながら投資を検討していければ良いと思います。

第2位 アサヒグループホールディングス(東証1部<2502>)

予想配当+予想優待額面利回り:2.08%

【2018年8月10日株価】 4949円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=49万4900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 93円
【株主優待権利確定月】 12月
【優待内容】 グループ会社商品等
100株以上 1,000円相当
500株以上 2,000円相当
1,000株以上 3,000円相当
※株主特製ビール、酒類詰合せ、飲料・食品詰合せより1点選択

第2位はアサヒグループホールディングス(東証1部<2502>)です。ビール類で国内トップシェアを誇るアサヒビールを傘下に収める持ち株会社です。 サッポロ(2003年)、キリン(2007年)、サントリー(2009年)が持ち株会社化していくのを見送った2010年に純粋持ち株会社となり、「アサヒビール株式会社」から「アサヒグループホールディングス株式会社」に商号を変更。 同社と、ビールなど酒類の「アサヒビール」、清涼飲料水の「アサヒ飲料」「エルビー」、食品・医薬品の「アサヒグループ食品」、機能性食品の「アサヒカルピスウェルネス」の子会社5社で構成されます。

今回は100株を購入し、年間で1000円相当のグループ会社製品を獲得したケースを想定しています(株主優待は1000円で評価して利回り計算を行っています)。

主要ブランドの堅調な伸びと共に、新事業においても着実に成長基盤を整えている企業です。「アサヒスーパードライ」の誕生から30年を迎えますが、依然1億箱規模の販売数を維持し、ビールで39%のトップシェアを誇ります。国内ビール市場が縮小傾向にある中、ビール各社は海外市場に成長基盤を求め、グローバル規模での再編・統合が活発に行われています。同社も2016年には総額1兆円を超える大規模買収を2件実施し、ヨーロッパでの市場成長に期待がかかる状況となっています。

その一方で、社内の事業改革も進めており、不採算事業や無駄な施設の売却も進めています。売上構造も良い方向に変革が進んでおり、ビールに偏りすぎない構造に移り変わりつつあります。第3のビールとして大ヒットとなった「クリアアサヒ」がビール類を牽引。その他、ニッカウヰスキーの「ブラックニッカ」、チューハイ「もぎたて」も酒類全体を引っ張っています。

酒類以外の事業もミンティアやウィルキンソンソーダが好調で、かつて酒類事業で7割が構成されていた同社の収益構造も改善しています。 足元の業績は好調で、18/12期上半期の業績は売上が7.2%増の1兆50億6400万円、営業利益が30.2%増の879億900万円、純利益が48.3%増の603億7800万円と大幅増収となっています。ただし、期待感が高すぎたことや高価格帯ビールが好調な欧州は想定超であったものの、国内は競争が激しい様子であったことなどから決算発表後に株価は急落しています。

しかし、ビール類で国内トップシェアという実力は変わらず、中長期での業績拡大は引き続き期待できると思いますので、この調整は購入のチャンスとみる見方もできると思います。まずは株価の下げ止まりを待って購入していくのが良いと思います。

第1位 キリンホールディングス(東証1部<2503>)

予想配当+予想優待額面利回り:2.24%

【2018年8月10日株価】 2586.5円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=25万8650円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 48円
【株主優待権利確定月】 12月
【優待内容】 自社グループ会社商品等
100株以上 1,000円相当
1,000株以上 3,000円相当
※100株以上 1,000株未満は酒類・清涼飲料詰合せ等4〜5点より1点選択、1,000株以上の株主は同6〜7点より1点選択

第1位はキリンホールディングス(東証1部<2503>)です。傘下にキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン、協和発酵キリンなどを擁す純粋持ち株会社です。国内外で酒類、飲料、そして医薬品を中心とした多角的な事業展開を行っています。国内ではアサヒビールに次ぐシェア2位。

今回は100株を購入し、年間で1000円相当のグループ会社製品を獲得したケースを想定しています(株主優待は1000円で評価して利回り計算を行っています)。

ビールでは、昔からアサヒビールと熾烈なシェア争いをしてきましたが、ここ数年、販促施策の失敗によりアサヒビールの後塵を拝しており、トップシェア奪還に向けた構造改革を進めています。 コスト削減から始まった構造改革も、マーケティング改革によってビール事業の収益力が回復しており、足元の業績にもその効果が発現しています。

メリハリのある効果的な販売促進策により、主力ブランドのリニューアル効果継続、そして新商品のヒットと結果を生んでいます。コスト削減に頼る事業利益の創出ではなく、販売増による利益創出ができるようになってきたことが確認されました。 市場では、決算発表内容から同社の収益力が回復していることを確認し、年率7.8%の中期利益成長を予想しています。

また、キャッシュフロー拡大により、配当や自社株買いと言った還元姿勢が強まると予想しているアナリストも出ています。 併せて2017年に行った不採算事業の整理によって事業基盤が整えられたことで、ビール事業の強化に加え、ミャンマー事業の強化、また低収益のキリンビバレッジや協和発酵キリンの再生にも資金が振り向けられるようになってきており、中長期の見通しは明るくなっています。 収益力回復により、財務改善も進んでいることも評価され、増配や自社株買いなどの実施も期待されます。

足元の業績は好調で、18/12期上半期の業績は売上が4.6%増の9182億4400万円と増収だったのですが、事業利益が4.3%減の860億8200万円、純利益が49.3%減の860億7900万円と減益となってしまいました。減益の理由は酒類飲料事業が国内外で下振れたこと、円高豪ドル安が進行したことによるオセアニア事業の減益と、薬価引き下げなどの影響を受けた医薬バイオケミカル事業の減益となっていることです。なお、純利益が大幅に減少していますが、これは前年同期にブラジルキリン社の全株式譲渡に伴う売却益を計上した反動ですので、大きな心配はいりません。

しかしランキング2位のアサヒグループホールディングスと同様に、ビール類で国内2位という実力は変わらず、中長期での業績拡大は引き続き期待できると思いますので、この調整は購入のチャンスとみる見方もできると思います。まずは株価の下げ止まりを待って購入していくのが良いと思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
(文:戸松 信博(マネーガイド))