フェデラーが今、語る錦織の思い出「ケイについてよく覚えているのは…」

同じユニクロと契約した王者が語る“マイアミの衝撃”「こんなに強い日本人がいるとは」

　テニスの4大大会の今季最終戦、全米オープンが開幕し、世界ランク19位の錦織圭（日清食品）が奮闘を続けている。そんな日本のエースについて、同じユニクロのスポンサー契約を新たに結んだ絶対王者、ロジャー・フェデラー（スイス）が海外メディアのインタビューで語っている。米経済誌「フォーブス」が伝えている。

　28日に掲載された記事では、フェデラーが7月からユニクロと新たに契約を結んだことを受けて特集。その中でユニクロの看板選手である錦織について語った。「ケイについてよく覚えているのは……」と明かしたのは、幼き日の錦織から受けた衝撃だった。

「マイアミでまだ16か17歳のケイを見た時だよ。とても信じられなかった。こんなに強い日本人選手がいるなんて」

　日本の男子テニスは世界で長く苦戦する時代が続いたが、まだ高校生世代だった錦織については強いインパクトを受けたという。そして、日本のエースは世界トップ選手に上り詰め、実際に対戦も経験。ATPファイナルズの8人に一緒に選ばれたこともある。

　錦織にとっても、テニス界の絶対王者と同じユニクロと契約することは驚きだったようで、フェデラーは「ケイは僕と同じサインをする事がまだ信じられないようだ。『本当に？　本当にできるの？』と言っていたよ」とも明かしている。

　7月のウィンブルドンから同じユニクロのロゴが入ったウェアで奮闘を続けているフェデラーと錦織。今季の4大大会最終戦となった全米オープンでも初戦突破しており、そろって躍進を期待したいところだ。（THE ANSWER編集部）