元テレ東「白石小百合アナ」香水で起業して女社長に

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「もともと香水が好きで、数百種類持っているほど。アナウンサーのころから、自分で香水を調香していました」

 世に香水好きの女性はあまたいるが、OLを辞めて香水メーカーを起業する女性はめったにいない。花のアナウンサーから、香水メーカー「Whitte(ウィッテ)」を立ち上げ華麗な転身をしたのが、元テレビ東京・白石小百合アナ(30)だ。

「アナウンサーとして若手のころ、突然声が出なくなり、味覚もなくなったことがあって。今考えるとストレスのせいだったのかもしれません。声は1週間くらいで出たんですが、味覚は戻らないまま。

 甘いかしょっぱいかもわからないのに、そのころ週に何回も食レポの仕事がありました。毎日、グルメサイトや雑誌で、ロケに行く店の評価を丸暗記してコメントしていました」

 空しく辛い日々。彼女は少し休んで、好きな香水の勉強に時間をあてた。

「すると、嗅覚の刺激がよかったのか、味覚が元に戻ったんです! そんな体験もあり、自分の中で香水への興味、関心が募って、趣味を超えてのめり込んでいきました」

 2016年の冬、彼女は会社に「やりたい仕事があるのですが、兼業は難しいですか」と相談する。だが兼業は不可、というのが会社の答え。「2、3日考えさせてください」と言ったものの、決断は早かった。

 2017年3月に退社。ほぼ同時に「Whitte」の代表となった。いまでは同社ブランドの香水は、伊勢丹メンズ館でも販売されている。

「読者の皆さんにおすすめは『Bay&Blackpepper』。スパイシーで野性味あふれ、秘めた情熱と甘さもある、大人の香りです。こういうのが似合うイケメンがいたらな、と私がイメージして作った香水です!」

しらいしさゆり
1987年12月16日生まれ 法政大学から2010年にテレビ東京入社。アナウンサーは高校のころからの憧れだった。フリーアナの活動も続けている

(週刊FLASH 2018年7月24・31日合併号)