OPPO Japanが発売する最新モデル「R15 Pro」と「R15 Neo」の違いを確認!

既報通り、オッポジャパンは22日、都内にて「OPPO Japan 新製品記者発表会」を開催し、事前に日本市場向けに発売すると発表していたSIMフリースマートフォン(スマホ)「OPPO R15 Pro」(以下、R15 Pro)および「OPPO R15 Neo」(以下、R15 Neo)について詳細を説明し、発売時期や価格などを案内した。

発表会場ではタッチ&トライのコーナーも設置しており、実機を試すことができた。それぞれの機種のレポートは以下から。
・おサイフケータイや防水、DSDVに対応したSIMフリースマホ「OPPO R15 Pro」を写真と動画で紹介!オッポの“カメラフォン”が日本仕様を積極採用【レポート】

・オッポの高コスパなSIMフリースマホ「OPPO R15 Neo」を写真と動画で紹介!縦長画面やデュアルカメラ、大容量バッテリーなどで2万円台からに【レポート】

R15 Proは、日本でニーズが高い機能として「おサイフケータイ(FeliCa)」や「防水(IPX7準拠)」に対応したハイスペックモデルだ。チップセットにQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 660」を採用し、内蔵メモリー(RAM)は6GB、内蔵ストレージは128GB、ディスプレイは約6.28インチFHD+(1080×2280ドット)有機ELを搭載する。発売時期は、2018年9月中旬〜下旬で、税抜き価格は69,880円。

一方のR15 Neoは“ハイコストパフォーマンスモデル”という位置付けで、おサイフケータイや防水には非対応の廉価モデル。チップセットにQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 450」を採用し、RAMが3GBと4GBの2モデルを用意する。いずれも内蔵ストレージは64GB、ディスプレイは約6.2インチHD+(720×1520ドット)TFT液晶を搭載する。

3GB RAMモデルが2018年9月7日(金)発売予定で税抜き価格は25,880円、4GB RAMモデルが2018年8月31日(金)発売予定で税抜き価格は29,880円となる。本記事ではこれらのR15 ProとR15 Neoを発表会で実際に体験した上で、その違いをまとめていく。


R15 Proの本体背面。左がレッド、右がパープル



R15 Neoの本体背面。左がダイヤモンドブルー、右がダイヤモンドピンク

デザイン的には本体正面のディスプレイ面において大きな違いは見当たらないが、背面のデザインやカラーバリエーションが異なる。背面には、R15 Proは指紋センサーを搭載しており、さらにOPPOのロゴ下にFeliCaのマークがあるのが特徴だ。

一方のR15 Neoは、デザインこそダイヤモンドカットをイメージする背面だが、指紋センサーやFeliCaのマークはなくシンプルなデザインになっている。もちろん、指紋認証やおサイフケータイにも対応していない。


本体正面。左がR15 Pro、右がR15 Neo



本体背面。左がR15 Pro、右がR15 Neo

本体のサイズは、R15 Proが約156.5×75.2×8.0mm、重量が約180g、R15 Neoが約156.2×75.6×8.2mm、重量が約168gとほぼ同等。説明員によると、R15 Proは背面パネルがガラス仕様のため、重量感があるとのことだが、実際に持ち比べてみると、明らかに重いという感じはなく、どちらも似たサイズ感・重量感といった印象だ。

フロントカメラは、296ポイントの顔の特徴を捉え、理論的には800万パターンあるというビューティー効果を実現する「A.I.ビューティーモード」にどちらの機種も対応している。ただし、R15 Proは2約000万画素、R15 Neoが約800万画素と、画素数が倍以上異なる。フロントカメラとしては約800万画素でも充分と言えるほど高い画素数だが、やはりR15 Proの約2000万画素が際立ってしまう。

またリアカメラにおいても、R15 Proが約1600万画素+約2000万画素、R15 Neoが約1300万画素+約200万画素と画素数において大きな差がある。機能においてもR15 Proではデュアルカメラのうちサブのカメラはポートレートモード時にはメインカメラとして起動するという。他のモードでは距離を測定するなど補助的な機能を持っているとのこと。R15 Neoの約200万画素サブカメラは、メインカメラの補助的機能用だという。

今回の発表会でもアピールしていたアウトカメラ(デュアルカメラ)による「A.I.インテリジェントカメラ」については、R15 Proが対応している。「A.I.ポートレートモード」や「3Dライティング」のほか、16のアイコン表示と120のシーンを認識するという「A.I.シチュエーション認識」を搭載している。

R15 Neoは、このうち「A.I.ポートレートモード」には対応しており、人物を撮影する際に背景を自然な感じにボカし、人物を際立たせる写真が撮影できる。


本体左側面(画像=上)と右側面(画像=下)。それぞれの画像の上に重なっているダイヤモンドピンクがR15 Neo、下のレッドがR15 Pro



本体上部側面(画像=上)と下部側面(画像=下)。それぞれの画像の上に重なっているダイヤモンドピンクがR15 Neo、下のレッドがR15 Pro

それぞれの機種の側面部分も大きな違いはないものの、SIMカードスロットがR15 Proは右側面に、R15 Neoが左側面に搭載されている。また、SIMカードスロットは、R15 Proはデュアル nano-SIMスロットのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)となっており、1枚はmicroSDカードと共有する形になっている。

一方のR15 Neoは、デュアル nano-SIM(DSDV)に加え、microSDスロットを個別に用意したトリプルスロット仕様になっている。

なお、対応する周波数はどちらも同じ。GSMが850および900、1800、1900MHz、WCDMAがB1、2、4、5、6、8、19、FDD-LTEがB1、2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28、TD-LTEがB38、39、40、41に対応する。また、Wi-Fiにおいても両機種とも2.4および5.xGHz、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応している。

内蔵するバッテリー容量は、R15 Proが3430mAh、R15 Neoが4230mAhと、R15 Neoのほうがより大容量になっている。ただし、R15 Proには、OPPO独自のVOOCフラッシュチャージに対応しており、低電圧充電技術によってすまほを使いながら快速充電をしても熱を持ちにくい仕様となっている。


設定画面。左がR15 Pro、右がR15 Neo



端末情報画面。左がR15 Pro、右がR15 Neo

ディスプレイの解像度は異なるものの、設定などの画面ではほぼ同等の表示がされる。前述のように、R15 Neoには指紋認証機能が搭載されていないが、顔認証機能は搭載されている。設定画面内にR15 Proは「指紋、顔およびパスコード」というセキュリティに関する項目があり、R15 Neoには「顔認識およびパスコード」という項目がある。

なお、OSはどちらもAndroid 8.1.0(開発コード名:Oreo)をベースにした、OPPO独自の「ColorOS 5.1」を搭載している。そのため、画面の上下に別々のアプリを表示して利用できる「画面分割機能」など、プラットフォーム依存の機能には、基本的にどちらの機種も対応している。

最後に「R15 Pro」と「R15 Neo」の特徴や違いを説明員に聞いた動画を紹介する。


S-MAX:OPPO 「R15 Pro」と「R15 Neo」の主な特徴や違いを聞いてみた


OPPO R15 Pro 【国内正規品】6.28インチ/SIMフリースマートフォン/パープル(6GB/128GB/3,430mAh/Felica/IPX7搭載) 875215 [エレクトロニクス]
OPPO Japan
2018-09-30



OPPO R15 Neo【国内正規品】6.2インチ/SIMフリースマートフォン/ダイヤモンド ピンク(3GB/64GB/4,230mAh) 873334 [エレクトロニクス]
OPPO Japan
2018-09-07



撮影・記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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