多国籍軍団となっているユヴェントス photo/Getty Images

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今夏にはクリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスに加入したが、セリエAでは外国人選手が非常に多くなっている。伊『Calciomercato』によると、先日の第1節では延期された2試合を除く8試合で計134人の外国人選手が出場していたという。イタリア人選手は90人だ。

例えばカルロ・アンチェロッティ率いるナポリでは、交代選手を含めた14選手のうちイタリア人選手はロレンツォ・インシーニェ1人のみ。ロナウドが加わったユヴェントスではジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチの2人だけが先発し、途中交代ではフェデリコ・ベルナルデスキ1人のみ。特に攻撃陣はポルトガル代表のロナウド、アルゼンチン代表のパウロ・ディバラ、ブラジル代表のドウグラス・コスタ、コロンビア代表のファン・クアドラードなど豪華な多国籍軍団だ。

今夏に積極的な補強に動いたインテルも、イタリア人選手はダニーロ・ダンブロージオと新加入のマッテオ・ポリターノのみ。前線はマウロ・イカルディとラウタロ・マルティネスのアルゼンチン人コンビが担っており、ユヴェントスと同じく南米出身選手が目立つ。

ウディネーゼもユヴェントスと同じく起用されたイタリア人選手は3人のみとなっており、同メディアは想像以上の外国人選手の多さに驚いている。今季は43の国籍の選手がセリエAでプレイしており、最も多いのはブラジル人選手で14人だ。

これはイタリア代表強化に繋がっているとは言い難く、やはり強豪クラブになればなるほど多国籍軍になる傾向にある。若いイタリア人選手が割って入るのは簡単ではなく、外国人選手が目立ちすぎるのも考えものか。