合同会社カメカリは8月24日、個人間でカメラやレンズなど撮影機材のレンタル・売買ができるシェアリングプラットフォーム「カメカリ」をリリースした。初心者向けのエントリーモデルからプロ向けのハイエンドモデルまで幅広く取り扱うため、機材購入の泥沼にはまることを防げる機会となるかもしれない。現在はレンタル機能を先行して実施中。

本プラットフォームは、機材の購入に際限なく費用がかかることの多いカメラの問題を、個人間の貸し借りによって解決するというもの。カメラのボディやレンズを買い揃えているが、ときどき使う程度であったり、しばらく使っていない人であったりしても、オーナーになることで、貸出料金を得ることができる。反対に、カメラを使いたいが購入するほどの予算が付かないという人でも、ユーザーとしてレンタルすることでハイスペックな撮影機材を使用することができる。購入前の使用感を確かめるためにレンタルを活用することもできそうだ。

同社は「カメカリ」のリリースに際して、カメラは凝りだすと"レンズ沼にはまる"という指摘をしている。カメラのレンズには「標準レンズ」「望遠レンズ」「単焦点レンズ」「マクロレンズ」など多様なタイプが存在し、それぞれエントリーモデルやミドルエンドモデル、ハイエンドモデルといったグレードによる価格変化も激しい。すべて手に入れようとすると、"レンズ沼"から抜け出せなくなる。レンズ1つ購入するために数万円から数十万円かかるので、レンタルによってコストを削減しようというわけだ。

「より多くの人がより良い表現をできる世界を作りたい」という思いから同社はプラットフォームのリリースをしたという。現在、オーナー(出品者)・ユーザー(利用者)ともに絶賛募集中とのこと。本人確認の徹底や補償制度などで安心できる取引を目指す。

合同会社カメカリ
URL:https://camekari.com/
2018/08/24