20日、観察者網によると、オーストラリアの国籍取得申請をしている中国人の取得率が大幅に減少している。写真はメルボルンのチャイナタウン。

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2018年8月20日、観察者網によると、オーストラリアの国籍取得申請をしている中国人の取得率が大幅に減少している。

記事は、オーストラリアの現地メディアの報道を引用。オーストラリアの会計年度は7月1日から始まるが、17〜18年度が始まってからの8カ月間に、オーストラリア国籍を取得した中国人はわずか1559人で、これは16〜17年度の6500人と比べて大幅に減少している。

記事によると、毎年1万人近くの華人がオーストラリア国籍の取得申請をしており、これまではこのうち8000〜9000人に国籍の取得が認められた。統計によると、12年度から16年度は華人の国籍申請者は全体の6%を占め、取得数も同様に6%を占めていた。昨年度から国籍取得者数が減少し始めたが、申請者数は安定して上昇しているという。

しかし、今年度から状況が急変。今年2月までの時点で、華人の国籍取得率は全体の3%にも満たないほどまで減少したといい、年度残りの4カ月分のデータはまだ公表されていないものの、豪メディアによると最終的な数字はかなり低くなる見通しだ。

記事によると、17〜18年度のオーストラリア国籍取得者数は、中国以外にもインド、英国、南アフリカ、フィリピン、スリランカなどの国でも減少しているが、国籍取得者全体に占める割合で見ると中国以外の国は上昇しているという。

こうした状況に対し、オーストラリア労働党のJulian Hill議員は、「永住権を取得する中国人数がおかしなほど大規模に減少したというのは、大きな疑問だ」と述べ、中国を対象に条件を厳しくしているのではないかとの疑念を示した。これに対し、オーストラリア内務省の報道官は、「特定の背景の人物に対して公民の身分取得を制限することはない」と述べたという。(翻訳・編集/山中)