【警告】磐田=大久保(90+6分) 柏=高木(68分)、鎌田(71分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山田大記(磐田)

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[J1リーグ第23節]磐田2-0柏/8月19日/ヤマハ
 
【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
立ち上がりからアグレッシブに戦い、相手を圧倒。松本のリーグ戦今季初得点、大久保の移籍後初ゴールで早々に2得点を挙げ、余裕を持ってゲームを運んだ。後半、攻撃の手が緩んだことは課題だが、ブロックを組んで相手の反撃を跳ね返し、5試合ぶりのクリーンシートを達成した。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6
キックはやや不安定だが、セービングは危なげない出来。終盤にあった相手の猛攻にも落ち着いて対処した。

DF
3 大井健太郎 6
最後まで集中を切らさなかった。オルンガの高さや強さにも怯まず、しっかりと身体を寄せて仕事をまっとう。チームの完封勝利に貢献した。

24 小川大貴 6 
攻め上がりは少なかったが、アプローチの速さと粘り強さで奮戦。対峙する伊東の攻撃力を半減させた。
 
35 森下 俊 6 (79分OUT)
混戦の中から冷静なパスで大久保の得点をアシスト。守備では相手のロングボールやミドルシュートに対し、身を挺して防いだ。しかし、79分に無念の負傷交代。

41 高橋祥平 6
攻めに関わる場面は少なかったが、反応の良い守備を見せる。大井が競ったあとのセカンドボールもよく回収した。

MF
14 松本昌也 6.5(68分OUT)
裏への動き出しで山田のスルーパスを引き出し、値千金の先制点。キム・ボギョンとの張り合いも負けていなかった。

11 松浦拓弥 6(85分OUT)
あらゆるところに顔を出す。ボールを受けると前向きで仕掛け、敵陣を掻き回して相手DFを疲弊させた。
 
30 上原力也 6
山田から裏へのパスを受け、ゴール前に切り込んでシュートを放つ。このこぼれ球から2点目が生まれた。中盤のバランスを取るポジショニング、山田との連係も良かった。

19 山田大記 7 
MAN OF THE MATCH
パスカットから、絶妙なスルーパスで松本の先制点をアシスト。2点目も自身のパスが起点。危ないところをいち早く潰す機知、的確なパスと展開力、味方のミスをカバーしてボールを奪い返す献身性など、攻守両面で輝いた。

FW 
20 川又堅碁 6 
時折軽いプレーで相手にボールを渡してしまったが、DFを背負いながらポストプレーヤーとして機能。試合を通じてくさびを収め、味方に落とした。周囲との距離感もよく孤立する場面はほとんどなし。物足りないのは0本に終わったシュートだけ。

22 大久保嘉人 7
ゴール前の混戦で瞬時にコースを見出し、Jリーグ通算200得点目となる移籍後初ゴールを冷静に決めた。中盤でボールを呼び込むプレー、はたいて前線へ飛び出す動き、身体を巧みに使ったキープ、ここぞのチェイシングなどもさすが。サッカーIQの高さを感じさせるパフォーマンスを続けた。
 
交代出場
DF 
5 櫻内 渚 6(68分IN)
2点のリードを守るべく、クローザーとして投入。守備に徹し、クリスティアーノをマーク。危ない場面もあったが、ゴールは許さなかった。

33 藤田義明 ―(79分IN)
負傷した森下に代わってセンターバックに入った。急遽の出番だったが、熱いディフェンスで完封勝利に貢献。

MF
38 伊藤洋輝 ―(85分IN)
先発メンバーに疲れが見えるなか、セカンドボールを拾う指示を受け、初めてJ1リーグのピッチに立った。ボールはほとんど触れなかったが、デビュー戦を勝利で終えた。
 
監督
名波 浩 6
前節の大敗に発奮した側面はある。それでも、怪我人続出、田口が出場停止という苦しい台所事情を乗り越えて勝利を掴んだ。この勝点3はチーム全体の底上げを図れている成果でもあろう。先制点を挙げた松本の先発起用も当たった。