甲子園の滞在期間が延び…

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2018年夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)で決勝に進出した秋田県代表・金足農の野球部OBが、公式サイトで「甲子園賛助金」と題した寄付金を呼びかけている。公立校であるだけに、苦しい台所事情を抱えているのだ。

そんな中、ある有名人が「万が一集まらなかったら全額持ちます」と支援に名乗りを上げた。高須クリニックの高須克弥院長(73)だ。

「こんなことふらっと言える男になりたい」

高須院長は2018年8月20日、ツイッターで「金足農の宿泊費用OB会が募ってるってさ、高須院長いまでしょ」とのリプライに対し、こう返信した。

「OB会の皆さんの顔をつぶしてはいけません。宿泊費は皆さんの善意で全然大丈夫だと推察しております。かっちゃんは最終兵器です。万が一集まらなかったら全額持ちます」

具体的にこれ以上の情報を明示しているわけではないが、この「最終兵器」宣言はツイッターなどインターネット上で注目を集めることに。「かっこよすぎる」「なんて男前なコメント」「最高です!先生」との称賛や、「生きたお金の使い方」「こんなことふらっと言える男になりたい」との声があがっていた。

高須院長は16年8月、ネットテレビ局「AbemaTV」の麻雀番組で優勝した際にも、1000万円の賞金全額を熊本地震の被災地に寄付することをブログで発表。地震発生直後から自家用ヘリで被災地に救援物資を運んだ背景もあり、ネット上で話題になっていた。

「当初の寄付金の予算を大幅に超える」可能性も

「金足農の宿泊費用OB会が募った」のは、8月17日。金足農の野球部OBが自らの公式サイトで「甲子園賛助金納付先のご案内」と題する記事を投稿した。準々決勝で横浜高校に勝利した母校に祝福の言葉を贈り、

「勝ち進むことで、控え選手や吹奏楽の応援団の宿泊費用が必要となり当初の寄付金の予算を大幅に超える可能性が出てきてしまいました。皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします」

と、公立校ならではの苦しい台所事情を明かしたのだ。

賛助金は1口2000円。公式サイトでは秋田県内の3つの金融機関の振込先を明記している。