荒川静香と高橋尚子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「MY OLYMPIC」。この番組では、かつての名選手から将来有望なオリンピック代表選手のタマゴまで、さまざまなアスリートの輝きをお届けしています。
8月1日(水)〜3日(金)、6日(月)〜10日(金)の放送では、2016年リオデジャネイロオリンピック陸上男子50km競歩銅メダリストの荒井広宙(あらい ひろおき)選手が登場。競歩をとりまく状況の変化や、2020年の東京オリンピックへの意気込みを語っていただきました。

※写真はイメージです



17歳のときに競歩を始め、今年で競技生活13年となる荒井選手。彼が競歩を始めたころは競技人口が少なく、練習中に周りの人から「あれは何?」と言われることも少なくなかったのだとか。「月日が流れるにつれて日本の競歩がメダルを獲れるレベルになり、世界と戦える種目になってきた」とこれまでを振り返ります。また、日本のレベルが上がって周りの人の競歩に対する目が変わり、応援の声も増えてきたとか。とはいえ、「今後ももっと注目して欲しい」と呼びかけます。

荒井選手の活躍はもちろん、元日本記録保持者の今村文男さんをはじめとする先人たちの指導により、近年では競歩を始める若手アスリートも増えてきました。荒井選手は、「自分自身は才能のあるタイプではなく、コツコツ続けることで結果を出してきた」と語り、若手のアスリートに対しても「(今は才能がないと感じても、)どんどん挑戦して上を目指してもらいたい」とエールを送ります。

荒井選手は、2016年リオデジャネイロオリンピックでの銅メダルに続き、昨年の世界選手権では銀メダルを獲得。大きな大会で結果を出せたことにより、「“(大会に)出るからにはメダルを獲る”という責任感がついてきた」と話します。アスリートにとって、そうした意気込みや周りからの声援はプレッシャーにもなりがちですが、荒井選手は「マイペースにやっているので、プレッシャーはあまり感じない」と言います。50kmという長い距離の種目だからこそ、周りに合わせず“マイペース”を貫ける性格が競技にも活きているそうです。2年後に迫った2020年の東京オリンピックに対しても気負うことなく、「怪我をせずに質の高い練習を継続することで、本番で最高の結果を残せるようにしたい」と語ってくれました。

<番組概要>
番組名:MY OLYMPIC
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週月〜金曜6:55〜7:00(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:荒川静香、高橋尚子
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/myolympic/