乾が途中出場でベティスデビュー! 惜しいシュートを放つもホームでレバンテに0-3の大敗…《リーガエスパニョーラ》

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2018-19シーズンのリーガエスパニョーラ開幕節、ベティスvsレバンテが17日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、アウェイのレバンテが3-0で勝利した。ベティスのMF乾貴士は66分に途中出場しデビューを飾った。

昨季、セティエン監督の下で攻撃的なポゼッションスタイルに生まれ変わり6位フィニッシュを成し遂げたベティスは今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行。乾貴士、カナレス、パウ・ロペス、ロブレスをフリーで獲得。さらにシドネイ、ウィリアム・カルバーリョという実力者を完全移籍で獲得した。ホームでの開幕戦に向けてはGKパウ・ロペス、 W・カルバーリョ、カナレスが先発を勝ち取り、乾はスーパーサブとしてベンチスタートとなった。

金曜開催をモノともしない満員のベニート・ビジャマリンでスタートしたベティスの今季開幕戦。昨季同様に[4-4-2]の布陣で堅守速攻を目指すレバンテに対して、ベティスはブデブスとロレンを2トップに配した[3-3-2-2]の布陣で後方から丁寧なビルドアップを見せる。

開始7分にフィルポとロレンが早速フィニッシュの場面を作ると、その後も引いたレバンテ守備陣に揺さぶりをかけてカナレスやブデブスにシュートチャンスが訪れるが、なかなか決定機を作るまでには至らない。

その後は互いの持ち味が発揮される拮抗した展開が続くが、38分に右サイドのコケからの斜めのパスを受けたジェイソンが簡単にDFを振り切ってボックス右ライン際から低いクロスを入れると、これをファーでフリーのロジェールがワンタッチで流し込み、アウェイのレバンテが先制点を奪う。やや緩慢な守備から失点を許したベティスは42分にゴール左ライン際で強引に仕掛けたフィルポが際どい折り返しを入れるが、これは相手GKに弾き出されてしまった。さらに前半アディショナルタイムにはグアルダードがボックス内で続けてシュートチャンスを得るが決め切れず。

後半もボールを保持して押し込むベティスだが、前半同様に一瞬の気の緩みから相手十八番のカウンターに屈する。54分、自分たちのCKからカウンターを浴びると、右サイドのスペースでボールを持ったホセ・モラレスに4人のDFが次々とドリブルでかわされて圧巻の突破から最後は左足のシュートを流し込まれた。

ホームでまさかの2点ビハインドを負ったベティスは63分にブデブスを下げてサナブリア、66分にはW・カルバーリョに代えて乾を投入する。厳しい状況でベティスデビューの乾はアンカーに下がったグアルダードの居た左のインテリオールに入ると、積極的な呼び込みや仕掛けで攻撃にアクセントを付けようと腐心する。

何とかゴールをこじ開けたいベティスは乾を中心に反撃を試みると、86分には中央を持ち上がった乾がボックス外から右足を振り抜くも相手DFのブロックに遭う。さらに89分にはボックス内でフィルポの強引な突破のこぼれを拾った乾が左45度の角度からファーポストを狙った絶妙なシュートを放つが、これは相手GKのビッグセーブに遭い、デビューゴールのチャンスを逸す。すると後半ラストプレーでは相手の見事なロングカウンターからホセ・モラレスにこの日2点目を決められ、万事休す。

途中出場でゴールに迫るなど上々のパフォーマンスを見せた乾だったが、ホームでのベティスデビュー戦は試合終了直後にブーイングが飛び交うなど、ほろ苦い0-3の敗戦となった。