冷蔵庫の整理は食費削減に繋がる?

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スーパーなどで食材が安売りされていると、お得に感じて買い過ぎてしまうことはありませんか? 京都市の調査によれば買い込みすぎや賞味期限切れが原因で、1世帯あたり年間約6万円も無駄な食材費が出ているようです。そこで今回は、冷蔵庫の中から無駄を無くしていく方法をご紹介。

【写真】冷蔵庫の適正容量にも注意が必要!

■ 冷蔵庫の使い方で食費の削減が可能?

今年の7月に放送された「ビビット」(TBS系)では、“お金が貯まる”冷蔵庫の活用術について教えてくれました。節約アドバイザーの武田真由美さんは、食費を浮かす鍵は冷蔵庫の使い方にあるといいます。

番組では食費が平均8万円という4人家族のお宅を訪問し、どんな冷蔵庫の使い方をしているのかチェック。一見よく整理されているものの、残ったおかずなどが奥の方へ分かりにくく隠れています。奥さん自身も「空間を上手に使えていない」と言っており、確かによく見れば買ってきたものをただ並べて入れた印象。実際に冷蔵庫の中身を全部出してみると、賞味期限の切れたマーガリンや味噌が登場しました。

最後まで使い切ったか分からずに、買い物のタイミングで新しいものを購入する人は少なくありません。武田さんはそんな無駄を無くすために、“コの字型配置”を提案。使うのは100円ショップなどに売っているカゴだけで、整頓方法も非常に簡単です。カゴをいくつか用意して、「朝食で使うもの」「肉類」「チーズ類」といった要領で用途や種類に合わせて収納。さらにカゴは、冷蔵庫の両端と奥に置いてコの字型に。そして空いた中央部分に残ったおかずなどを入れると、目立つ上に取りやすくなります。

武田さんは他にも、上手な食材の保存方法を教えてくれました。まずは冷凍庫で美味しく肉を保存する方法。保存バッグに入った肉にみりんやしょうゆを加えると、肉の表面がコーティングされて水分の蒸発を防ぎます。この“下味保存”を活用すれば、何もせず冷凍するのに比べて保存期間が約10倍ものびるそう。お次は何日かに分けて食べることも多いカレーの上手な保存法。鍋ごと冷蔵庫に入れると場所を取りすぎてしまいますが、保存容器に移すと色やニオイ移りが心配です。しかしカレーは“ヨーグルト容器”をカレー専用の保存容器にしてしまえば便利。ちょうど1人前程度の量で保存しておけるため、食べる時も手軽です。もちろんシチューやミートソースなどでも応用可能なので、ぜひ試してみて下さい。

■ 冷蔵庫の節電に大切なこと!

ネット上には、「夏は冷蔵庫の電力消費も大きくて困る」「やっぱり暑いからか、冷蔵庫からスゴい音が鳴ってて冷やしてるのが分かる。結構電気代かかってそうだよね」「夏の電気代は、クーラーだけじゃなくて冷蔵庫もかなり影響を及ぼしてると思う」などの声が多く上がっています。

奈良電力のホームページによると冷蔵庫には適正容量があり、それを超えて詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなって電気代が増えるそう。なるべく詰め込みすぎないように気をつけ、温度調整機能がついている場合は季節に合わせて設定を変えると節電につながります。また扉の開け閉めする回数を減らし、開けている時間を減らすことも大切。

今まであまり気にしていなかったという人は、少し意識してみてはいかが?(レタスクラブニュース)