窓を指で押すと窓がたわむ様子

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100円ショップ「ダイソー」が販売したカンペンケースで、子どもが指の皮膚の一部がそげ落ちる怪我を負ったとして、消費庁は使用を中止するよう呼びかけている。「ダイソー」を運営する大創産業は、このカンペンケースの約8万個の自主回収を開始した。

自主回収の対象は、「ダイソー」が今年2月から8月に販売した「カンペンケース(CRISP バナナandチェリー)と「カンペンケース(CRISP レモンandオレンジ)」の2商品。カンペンケースの蓋には樹脂製の透明な窓が取り付けられているが、蓋と窓は接着していない。このため、窓を押すと簡単にたわみ、鋭利な蓋の縁が指などに触れてしまう構造になっている。消費者庁には、10歳の子どもが左手で蓋を開けようとした際に内側の縁に左手の親指の先が入り込み、皮膚の一部が削げ落ちて2針縫うけがを負ったという相談が寄せられた。

大創産業は、「該当商品をお買い求めのお客様をはじめ、関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪。ダイソー各店舗からこのカンペンケースを撤去し、自主回収を開始した。

<問い合わせ先>株式会社大創産業 お客様相談室フリーダイヤル 0120-152-206受付時間:日祝日を除く 9時から18時まで