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山形は有機ELで産業おこし

山形は有機ELで産業おこし
発光前(上)と、発光後の有機ELディスプレー(撮影:徳永裕介)

「テクノロードやまがた」で展示中

【ライブドア・ニュース 2005年12月01日】− 東京ビッグサイトで2日まで開かれている「テクノロードやまがた(山形県機械工業展)」の一角で、次世代ディスプレーとして有望視されている有機ELへの取り組みが紹介されている。同県内には、この分野での草分け的存在の企業や著名な研究者がおり、ノウハウ。これを生かすべく産官学が連携して産業おこしをはかる。

 有機ELディスプレーは電気を流すと自ら発光する技術で、液晶やプラズマに次ぐ次世代薄型ディスプレーとして期待されている。経済産業省のレポートによると、ディスプレーの世界市場は2000年時点では液晶とブラウン管がほぼ独占しているが、2010年には半分程度のシェアを有機ELが握る見通し。およそ200ナノ(1ナノは10億分の1メートル)と非常に薄いうえ、斜めからも見やすく、曲げることも可能であるなど、液晶などこれまでのディスプレーと比べてメリットが多い。発光ダイオードのように点ではなく、面で発光するため、蛍光灯に変わる照明技術としても研究されている。

 山形県内では、有機EL研究の世界的な権威である城戸淳二教授が山形大学工学部で教鞭をとっていることや、世界初の有機ELの量産化に成功した東北パイオニアがあることから、地域に集積している豊富な技術や情報を生かすべく、産官学をあげて「山形有機エレクトロニクスバレー構想」に取り組んでいる。ELの国内における中心的研究機関を目指して設立された有機エレクトロニクス研究所は城戸教授が所長を務め、企業との共同研究から製品化、事業化を支援。地域に集積する企業の豊富なノウハウを生かして、産業おこしをはかっている。

 同研究所の藤田文彦・商品開発室長は「有機ELが広がると、消費電力が減るため、二酸化炭素の排出量が減り、地球温暖化対策になる。欧州では蛍光灯には水銀が入っていることが問題になっているが、有機ELには入っていないため、そういった面でも環境にやさしい」と話している。【了】

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有機エレクトロニクス研究所ライブドア・ニュース 徳永裕介
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