信号が少ない、道が広い、青空と風が心地良い等々、理由は人それぞれですが、アメリカの道路で車を運転するのは本当に楽しいものです。また、ニューヨークなど公共交通網が発達したごく一部の都市を除き、自動車が日常生活の必需品ということもあり、アメリカ人の多くが車好きだったりもします。

そんなアメリカでは、日本の中古車が”クラシックカー”としても人気を集めています。右ハンドルNGや排ガス規制といった壁があり、私達が普段見慣れている日本仕様の車はアメリカの道路を走ることができないのですが、製造から25年経過した中古車(クラシックカーという位置付け)に関しては、すべての壁が取っ払らわれ、アメリカに輸入して販売、公道も走行可能になるいわゆる「25年ルール」というものが存在します。製造から25年経過した日本仕様の車もアメリカの道路を走れるようになるんですね。

昨年「25年ルール」が適用されたマツダ・オートザムAZ-1は、アメリカにはない軽自動車だということや、総生産台数が4000台そこそこというスーパーレア感、ガルウィングという個性も相まってか、最近アメリカの車好きの間では注目度がかなり高いようです。

Why Americans Want This Tiny Japanese Sports Car (YouTube)
https://youtu.be/KSriktakUTw

米メディアのビジネスインサイダー(Business Insider)は、“アメリカ人はなぜこの小さな日本製スポーツカーを欲しがるのか(Why Americans Want This Tiny Japanese Sports Car)”と題した動画を『YouTube』で公開しています。

フルサイズのピックアップトラックと並ぶと、力士と小学生くらいの違いがありますね。

ちょっと体格のいいアメリカ人だと、乗り込むのにも一苦労。

スペアタイヤがリアシートに収納されているなど、物を運ぶという点での実用性の低さが指摘されています。

一方、最大の魅力は軽快なハンドリングだとしています。

野次馬行為をそれほどしないアメリカ人なのに、この人だかり。見た事がないものを初めて見た時のリアクションは世界共通です。

オートザムAZ-1を手にしたオーナー達が誇らしげに自慢の愛車を紹介する動画は、この他にも『YouTube』に投稿されています。

オートザムAZ-1に限らず、アメリカ未発売の日本仕様車はまだまだたくさんあるので、「25年ルール」が適用されるごとに、引き続き注目されていきそうです。

※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=KSriktakUTw

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