SIMフリースマホが修理できない? 万が一の故障や修理でトラブらないために備えておくこと

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SIMフリースマートフォン(スマホ)とは、スマホ単体もしくは格安SIMとのセットで販売されているスマホのことだ。

NTTドコモ、au、ソフトバンクといった、いわゆる大手通信キャリアが販売しているスマホとは異なる製品だ。

SIMフリースマホのメリットとは、
・月々の利用料金を抑えられる
・ほかのキャリアのSIMが使える
・低価格なローエンドから高額なハイエンドスマホまで選べる
・好きなときに端末を買い替えられる
など、ユーザーが自由に選択できる点だ。
さらに最近では、SIMフリーを提供しているスマホメーカーのサポート体制も大きく改善されている。
こうした状況を受けて、SIMフリースマホと格安SIMのセットを購入する消費者は着実に増えてきている。

現在、国内シェア1位のファーウェイが牽引する形でSIMフリースマホ市場は拡大している。

そんなSIMフリースマホだが、いいところだけではない。

スマホが「破損」や「故障」した場合、修理はどうしたらよいのか?
故障や修理の相談、対応といった点が、大手通信キャリアの対応とは異なるからだ。

大手通信キャリアのスマホであれば、
「キャリアショップ」に持ち込む
などといった対応をすれば、故障の判断や相談、修理の対応までキャリアがしてくれる。

しかし、SIMフリースマホでは、専用のショップやサポートセンターを設置しているメーカーは、増えてきているが、大手通信キャリアに比べれば少ない。

故障の疑いや修理の依頼には、
まずメーカーのサポート窓口に、
・電話
・メール
などで問い合わせする必要がある。

最近のスマホメーカーは、
・リアル店舗のサポートセンター
・修理対応店
を用意しているところもある。
そうしたメーカーの場合は、メーカーWebサイトで確認して店舗に持ち込めばよい。

つまり、スマホ本体のサポートについては、
・大手通信キャリアのスマホは、キャリア(キャリアショップ)が対応する
・SIMフリースマホは、スマホメーカー(サポート窓口、店舗)が対応する
ということになる。

SIMフリースマホは、一般の家電製品と同じと考えると、よいだろう。
当然、問い合わせや修理を依頼する場合、
家電製品と同様に、事前に準備しておくことがある。

実際にメーカーに、問い合わせ、相談、修理を依頼する場合、
・購入時の領収書(レシート)
・製品に同梱されている保証書
・本体の識別番号 IMEI(同梱のシールや本体外箱などに記載されている)
が必要となる。

IMEIとは、スマホや携帯電話の個体を識別するための番号だ。
IMEIは、
・シールなどで同梱
・本体の外箱に記載
など、されている。
特に、外箱にしか記載されていないモデルの場合、
・外箱を保管しておく
・IMEIをメモしておく
など、購入時にしておくとよいだろう。


本体のIMEIなどは個装箱に記載されている


ちなみに、大手通信キャリアであれば、顧客情報を調べることで、
・スマホをいつ購入したか
・本体のIMEI
などは検索できるため、保証書すら必要がない場合も多い。

大手通信キャリアのスマホから、SIMフリースマホに乗り換えた場合は、こうした違いに気付かない場合もあるので、注意したいところだ。


執筆:2106bpm