30日、日本外国特派員協会で講演するシーファー駐日米大使(撮影:吉川忠行)

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J・トーマス・シーファー駐日米大使は30日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、日米60年の歴史を振り返り「日米の民主主義の機能の仕方や言語、文化は異なり、歴史的にずっと平和的な関係ではなかったが、現在は自由、民主主義、忍耐という基本的なスタンスを信じるに至った」と語った。

 国連改革について、シーファー大使は「米国は改革を望んでいる。日本が安全保障理事会に席を持ってほしいし、それを実現するために他国と連携したい」と話した。

 自民党が結党50周年記念党大会で憲法9条の改正に触れたが、自衛隊改革を米国は支持するかとの質問には「そう結論づけるとすれば、それは日本の決断であり、米国がとやかく言う問題ではない。世界平和のために、日米はもっとできることがある」と答えた。

 また、靖国問題や反日デモなどで冷え込む日中関係を取り持つための米国の役割について問われると、シーファー大使は「最終的に結論を出すのは関係両国で、米国ではない」と応じた。【了】