10日、日本テレビ「スッキリ」では、「連盟のナンバー2が語る 山根会長の存在感『今後の運営は無理』」と題し、日本ボクシング連盟会長代行・森正耕太郎氏に行った電話取材の様子を伝えた。

まずは8日に行われた元日本ボクシング連盟終身会長・山根明氏の辞任会見について、「日本連盟の会長と理事を辞めるということだと判断しますということだったけど、俺もそうかなと思っている」と語った森正氏は、連盟の理事らも辞任する意向と言われてる点にも「うん、辞める意向ではあるよ」と返答した。

さらに番組スタッフから、森正氏自身についても「今回の件でお辞めになるつもりですか?」と訊かれると、同氏は「そうだよ。もう楽したいもん。気持ちが大変だよ、こういう問題が出てから考えて。もう嫌になるね」と認めた。

また山根会長の存在については「世界的なことを考えたら必要な人。日本連盟のためには色々と貢献して頂いているからね」と語った森正氏。いわゆる「奈良判定」をにおわす山根会長の音声が公開されたことについて質問が及ぶと、「それは聞いてないから。今のテレビで聞いただけだから。(圧力ではないか?)どうでしょうかね」と濁した。

その他にも森正氏は、成松大介選手の助成金不正流用について「結局会長がその辺を無頓着で選手はみなかわいいんだから、その時も3人どちらにしようかと色々悩んだ末に推薦したって聞いたけどね」と話し、今後の連盟については「俺は別にして辞めたら運営できなくなると思うよ。それだけの力がある人がいないだろ」との見通しを示した。