コメダ公式ページより

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 帝国データバンクは喫茶店・カフェ経営業者1180社を対象に経営実態調査を実施した。その結果、2017年の1180社の売上高合計は前年比4・6%増の6415億3200万円となった。個人事業者を中心とした小規模業者の売り上げが伸び悩むなか、上位の大手企業は、店舗数の増加や既存店の売り上げ増加などが見られた。16年以降、6000億円超えの水準を維持している。

 売上高規模別では「1億円未満」が832社と最多。一方、年商規模の大きい100億円以上は10社となり、この10社で17年の売上高合計の66・3%を占めている。

 地域別で最も多かったのは「関東」が313社。以下「近畿」の206社、「中部」の195社と続く。都道府県別でみても、1位は「東京都」の204社、2位は「愛知県」、3位は「大阪府」と続き、三大都府県に集中している。

 17年の売上高1位は合計の4分の1を占める「スターバックスコーヒー」を運営するスターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)。2位は「ドトールコーヒーショップ」などのドトールコーヒー(同渋谷区)。

 帝国データでは、今後、企業規模の違いがあるが、コンビニエンスストアのコーヒーなどをきっかけに広がった消費者層をいかに来店につなげていくか、顧客のライフスタイルや好みをふまえた取り組みに注目したいとしている。