『アリータ:バトル・エンジェル』(上)新ビジュアルと原作「銃夢」のカット(下)
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(C)Yukito Kishiro / Kodansha

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 ジェームズ・キャメロンの脚本・製作で、日本のSF漫画「銃夢」(ガンム)を実写化した映画『アリータ:バトル・エンジェル』について、原作者である木城ゆきとが、感謝のコメントを寄せた。また、原作カットと共に映画の新ビジュアルが公開された。

 「銃夢」は、はるか未来の世界を舞台に、ガリィ(英語版ではアリータ)と名付けられたサイボーグの少女が、失った記憶をたどりながら戦いに身を投じていく姿を描いた作品で、キャメロンは「斬新で想像力に富み、最先端をいっている」と絶賛。長年にわたって実写化に取り組んできた。

 それだけに、本作の重要な鍵を握るアリータのビジュアルについても、「アリータの目は巨大で、顔はハート型、ボディーも漫画通りで、非の打ちどころがない(キャラクター)」と自信。予告編を見た原作者の木城は「最初は目が大きいので、びっくりしました」と言いつつも、「何シーンか見ているとすぐに気にならなくなり、水に沈む宇宙船を探検するシーンでの水に濡れたアリータは『かわいい!』と思うまでになりました。みなさんもすぐに好きになってくれると思います」と太鼓判を押している。

 また木城は、『アバター』(2009)、『ターミネーター2』(1991)など、常に最先端の映像表現に挑んできたキャメロンがプロデュースした映像に大満足。「サイボーグボディーの半透明描写や緻密なメカ、アイアン・シティのすさまじい情報量のロングショットなど、僕がマンガ原作やイラストで表現したくても出来なかったことを高度に描き出しているのを見て僕が思ったことは、“ありがとう! これが僕が 30 年前に見たかった映像だ!”というのと、“映画表現がうらやましい!”ということです」と語っている。

 そんな本作でキャメロンからメガホンを託されたのは、『シン・シティ』(2005)、『マチェーテ』(2010)などのロバート・ロドリゲス監督。「アリータはジェームズが生んだ(『ターミネーター』の)サラ・コナーや、 (『エイリアン2』の)リプリーに似ているが、2人が戦士として目覚めていくのに対して、アリータ最初から戦士で、逆に心を見つけ出す。ジェームズはそこに興味を持ったし、僕も同じだ」と過去のキャメロン作品とはまた違った、新たなヒロインの誕生を示唆している。(編集部・入倉功一)

映画『アリータ:バトル・エンジェル』は12月21日より全国公開