麻生希被告

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 覚醒剤取締法違反(所持・使用)の罪で起訴されたAV女優麻生希こと島崎彩被告(33)の交際相手で、同罪に問われた無職高畑愛平被告(27)の3回目の公判が8日、横浜地裁(吉田勝栄裁判官)であり、検察は懲役4年を求刑した。

 高畑被告は麻生被告と共謀のうえ、自身のカネで購入した約56・7グラムという大量の覚醒剤のほか、コカイン約18・7グラムなどの違法薬物数種も所持していた。検察は覚醒剤が1892回分の使用量に及ぶと指摘した。

 被告人質問で、覚醒剤入手ルートの一部が明らかになった。押収された覚醒剤の入手時期を「昨年春まで(A)」「昨年5〜6月(B)」「昨年8〜10月(C)」「昨年11〜12月(D)」に区分して検察は解説した。

 A期は自身の覚醒剤に麻生被告の所持分を加えたもの。売人の名前は「恨まれたくないから言いたくない」とし、麻生被告の覚醒剤は関西で購入したという。B期の売人もA期と同一だった。C期は麻生被告が「先生」と呼んで通じていた名古屋の売人から購入した。A・B期の覚醒剤の質が良くなかったことから麻生被告から「これよりいいの知ってるよ」と提案を受けた。「『僕が(名古屋に)行く』と言ったけど『知っている人で』という話だったから島崎(麻生被告)に行ってもらった」。最後のD期はC期までとは別の売人だ。

 検察の主張はもとより、裁判官も「これだけ多量だと普通は他の人に渡していたと思われても仕方ない」と指摘する。コカインは飲み会で飲み代をおごられる“お礼”として2人の人間に5〜10回渡し、覚醒剤は1回だけ男性と一緒に使ったという。しかし、自身で売りさばいていた事実は否定した。

 前回公判では麻生被告が妊娠した事実も明らかにされ、その後に麻生被告がツイッターで死産を報告するという衝撃的な展開となっていた。弁護人からこの点を追及され高畑被告が「取り返しのつかないというか、なんと言ったらいいのか…」と言葉に詰まる場面もあった。