『プリキュア』全15シリーズの歴史をメンバー数やテーマの変遷から読み解く 初代から続く偉大すぎるレジェンドをおたっきぃ佐々木が徹底解説

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💡ここがポイント

●『HUGっと!プリキュア』に初代ブラック&ホワイトが登場し、胸熱な展開に。
●おたっきぃ佐々木が「プリキュア」全シリーズの解説を行った。
●プリキュアの歴史を語りつつ、初代を「偉大すぎる」と評した。

 2004年にスタートした『ふたりはプリキュア』の大ヒットを皮切りに、2018年には15周年を迎え、現在も『HUGっと!プリキュア』が好評放送中であるプリキュアシリーズ。10月27日には15周年を記念し、総勢55名のプリキュアが登場する『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』の全国公開が決定しています。

 ラジオパーソナリティのおたっきぃ佐々木さんと、声優の天海由梨奈さんが出演するニコニコ生放送番組「やっぱ、アニメでしょう」では、歴代の各シリーズの特徴や登場プリキュアを総ざらいしました。

(画像は東映公式サイトより)

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通算700話を突破! プリキュアシリーズを振り返る 左から天海由梨奈さん、おたっきぃ佐々木さん。

天海:
 今回のテーマはこちらです。プリキュアシリーズ。

おたっきぃ佐々木:
 どうする? きょう終わらなくていい(笑)?

天海:
 佐々木さんの専売特許のような。

おたっきぃ佐々木:
 専売特許でもないけれどさ(笑)。長くなりますよ(笑)。

 Wikipediaから引っ張ってきていますけれど、プリキュアシリーズはプリキュアシリーズは朝日放送から朝日放送テレビ制作、日曜朝8時30分枠のアニメとして制作され、テレビ朝日系列で『明日のナージャ』の後続作品として2004年(平成16年)に放映された『ふたりはプリキュア』の大ヒットから端を発し、以降10年以上にわたってシリーズを重ねている。

 東映アニメーションの女児向け作品としては、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ以来の新風を巻き起こしている。ということで、現在の『HUGっと!プリキュア』までずっと作品がたくさんあるわけですけれども。第16話でシリーズ通算700話を突破。

天海:
 すごいですね……2年分。

おたっきぃ佐々木:
 毎日見たってほぼ2年かかるということですね。

天海:
 毎日1話ずつ見ても。

おたっきぃ佐々木:
 2年かかる。それくらいあるっていうね。プリキュアというタイトルの由来は、初代プロデューサーの鷲尾天さんのインタビューによると、プリティー(PRETTY=かわいい)とキュア(CURE=癒す、治す)という女の子らしいイメージを合わせた造語であり、この名前に至るまで、イメージが合わないとか、商標が取れないなど散々悩んだ末にプリキュアという造語になったとのことです。

 各シリーズ間には『映画 プリキュアオールスターズ』などのクロスオーバー映画を除き、スーパー戦隊シリーズと同じく登場人物や世界観などの連続性はないが、『HUGっと!プリキュア』第21話及び22話では初代プリキュアである無印のキュアブラックとキュアホワイトがはぐたんの不思議な力により召喚される形で登場しており、放送開始以来はじめて過去作品のプリキュアがテレビシリーズに登場することとなった。

 エンディング曲が初代オープニング曲にということで。

(画像はプリキュア15周年公式サイトより)

天海:
 これは胸熱でしたね、本当に。

おたっきぃ佐々木:
 感動しました。最近、一番最後の話。最終話の前にボスを倒して最後に「良かったね」ってやっていると、次の話のプリキュアとすれ違うみたいな展開が多いので、あれなんですけれど。前の作品のあれが出るということはあるんですけれど、でも初代がいきなり出ているというのは……。

 いろいろ資料がこちらにありまして。もともと日朝枠というのを語ると、一番最初は『とんがり帽子のメモル』から。1984年の『とんがり帽子のメモル』からはじまるのですが、『はーいステップジュン』『メイプルタウン物語』『新メイプルタウン物語 パームタウン編』『ビックリマン』『新ビックリマン』『まじかる タルるートくん』『スーパービックリマン』『GS美神』。

 この辺は男の子向けの作品があるんですが、その次の『ママレード・ボーイ』『ご近所物語』『花より男子』あたりから女子向けになって、『夢のクレヨン王国』『おジャ魔女どれみ』『おジャ魔女どれみ♯』『も〜っと! おジャ魔女どれみ』と4作品4年間。ここから完全に女子向けという流れになってきますね。

 『明日のナージャ』『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュア Max Heart』『ふたりはプリキュア Splash Star』『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』『フレッシュプリキュア!』『ハートキャッチプリキュア!』『スイートプリキュア♪』。

 『スマイルプリキュア!』『ドキドキ!プリキュア』『ハピネスチャージプリキュア!』『Go!プリンセスプリキュア』『魔法つかいプリキュア!』『キラキラ☆プリキュアアラモード』『HUGっと!プリキュア』。

偉大すぎる初代『ふたりはプリキュア』 『ふたりはプリキュア』
(画像は東映アニメーション公式サイトより)

おたっきぃ佐々木:
 順番に追っていきましょうか。2004年『ふたりはプリキュア』。キュアブラック美墨なぎさ、キュアホワイト雪城ほのか。なんだかんだ言っても、この初代が成したことというのが偉大すぎるんですよね。

天海:
 強かったですからね。物理的に強かった。

おたっきぃ佐々木:
 スタッフが『ドラゴンボール』のスタッフだとコメントで出ていましたけれど、女児向けなのに肉弾戦バリバリ。当時『セーラームーン』とか武器とか出して戦ったりしたけれど、ここまでの肉弾戦を改めて『HUGっと!プリキュア』で出てきた時に、この人ら半端ないなっていうね(笑)。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 パンチとキックで戦っていますからね、ずっと。

へそ出し衣装がなくなった『ふたりはプリキュア Max Heart』 『ふたりはプリキュア Max Heart』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 続いて『ふたりはプリキュア Max Heart』になって、シャイニールミナスが。

天海:
 きましたね。

おたっきぃ佐々木:
 ひかりちゃんが登場します。この辺はプリキュア研究家の人たちを“プリキュアン”という言い方をしますけれど。勝手に今言いましたけれどね、プリキュアンの皆さんからすると、シャイニールミナスは「キュア」がつかないじゃないですか。だからプリキュアとするかどうかっていう。

天海:
 確かについていない!

おたっきぃ佐々木:
 シャイニールミナスと『Yes!プリキュア5』のミルキィローズはキュアがついていないので、プリキュアとするかどうかが悩ましいところなんですよね。でも今の一般的な流れの中ではプリキュアの中に入れるという流れが多いので……何の話や(笑)! ここは学会か(笑)!

天海:
 確かに今、言われてキュアがついていないなってなりました。

おたっきぃ佐々木:
 ただ『ふたりはプリキュア』から『ふたりはプリキュア Max Heart』に至る時になくなったものがあります。さて、この1年間の間になくなったものは何でしょう。正解はキュアブラックのへそ。コスチュームが最初の『ふたりはプリキュア』は出ていたんですけれど、『ふたりはプリキュア Max Heart』の時はおへそが出なくなったんです。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 そうなんですか。

おたっきぃ佐々木:
 ちょっと微妙に衣装が変わっちゃったんですよ。

天海:
 私の中ではへそ出しで終わっていますね。

おたっきぃ佐々木:
 本当にすごい続いたのは嬉しかったんですけれど、おへそがなくなったのは本当に悲しかったなと思いましたね。

キャラチェンジでイメージを一新した『ふたりはプリキュア Splash Star』 『ふたりはプリキュア Splash Star』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 続いて『ふたりはプリキュア Splash Star』。これ、難しいんですけれどね。最初がブルームとイーグレットで、あとにブライトとウィンディと。30話で切り替えになるんですけれどね。

 『ふたりはプリキュア』からキャラクターが変わったというので、だいぶイメチェンして。

天海:
 名前変わっていたんですね。

おたっきぃ佐々木:
 そうそう。途中で変わるんですよ。

天海:
 なんでですか。

おたっきぃ佐々木:
 もともと「花鳥風月」という言葉があるじゃないですか。花(ブルーム)、鳥(イーグレット)、風(ウィンディ)、月(ブライト)という言葉から作ったので、途中で変わるっていう流れの中で。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 まさかの追加ではなく。

おたっきぃ佐々木:
 追加ではなく、もともと予定されてた流れなんだろうなと思います。あと『ふたりはプリキュア Splash Star』は肉弾戦がすごいんですけれど、ここは敵がすごいアクの強い敵が多かった感じがして。

 あと、霧生満と霧生薫のふたりが最初はちょっと悪側の人間だったんだけれど、だんだん味方っぽくなって、あのふたりをプリキュアとするかというのが、またプリキュアンの中で論議になって。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

 あのふたりもプリキュアに認めてやりたいみたいな。あれだけ頑張っているんだからみたいな、そういう流れとかもあって。学会では常に揉めるみたいな話なんですけれど。

初の5人体制になった『Yes!プリキュア5』 『Yes!プリキュア5』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 そして、ここからですよ。ふたりじゃなくなります。2007年『Yes!プリキュア5』。

天海:
 人気でしたよね。

おたっきぃ佐々木:
 ある意味開き直ったかなという感じがしたんですよね。『ふたりはプリキュア Splash Star』までが『宇宙鉄人キョーダイン』だとすれば、『Yes!プリキュア5』から戦隊になったみたいな。わかりづらいよ、その例え(笑)!

 5人体制になって、プリキュアっぽさというのがあったりするんだけれど、この年だったと思うんですけれど、裏番組が『天元突破グレンラガン』だったんですよね。

 『Yes!プリキュア5』か『Yes!プリキュア5GoGo!』のどちらかだと思うんですけれど、これの裏が『天元突破グレンラガン』で未だに『天元突破グレンラガン』を敵視してしまうっていう、すごい悲しいプリキュア属性の悲しみがあるんです。 もうそろそろ許してあげてみたいなとは思うんですけれど。

天海:
 『Yes!プリキュア5GoGo!』からカラーが。

おたっきぃ佐々木:
 そうそう。主人公がピンクになったというのは、ある意味強くなったなと。あと唯一、ちょっとだけネガティブ要素として、『Yes!プリキュア5』 はちょっと作画のほうが悲しい回がちょっと多くて……。

 そこは悲しいんですけれど、でもある意味黄色が萌え要因だとか、そういう色付けしたところの役割はここで作られたんじゃないかなと思います。

(画像は東映アニメーション公式サイトより) より個性的になった登場名乗りの『Yes!プリキュア5GoGo!』 『Yes!プリキュア5GoGo!』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 『Yes!プリキュア5GoGo!』。ここでミルキィローズが出てきて、さっきも言いましたけれど、このミルキィローズをプリキュアとするか。もうその話はいいです(笑)。  

 この辺とかで名乗りがだんだん面白くなってくるんですよね。「弾けるレモンの香り」とか(笑)。レモンの香りは戦うのと関係ないじゃんみたいな。この辺は5人なんだけれど、ある意味コスチュームのイメージは似ている感じで、結構だんだん後半になってくるとコスチュームがキャラごとでバラけてくるんだけれど、この頃はまだ制服っぽい。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 確かに。色違いっていう感じですよね。最近はどちらかと言うと仮面ライダーみたいな。この頃はレンジャー戦隊みたいな感じですもんね。

敵のSFのような不思議な雰囲気が面白い『フレッシュプリキュア!』 『フレッシュプリキュア!』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 俺の好きなプリキュアのひとつ。『フレッシュプリキュア!』。ここで4人になります。最初は3人なんですよね。パッションが最初、イース様という敵側にいたのが仲間になるっていうね。ある意味寝返り系の女キャラのはじまりですね。

天海:
 それもまた熱い展開ですよね。

おたっきぃ佐々木:
 そうそう。このあといっぱい出てくるんですけれど、今期のルールーちゃんなんかもそういう流れですけれどね。

天海:
 そうですね。

おたっきぃ佐々木:
 さっきメールでも来たんですけれど、キュアベリーがわりと不遇というメールも来ていました。(メールを読む)「きょうはプリキュア特集ということで、僕が大好きなシリーズは『フレッシュプリキュア!』です。特に好きなのはキュアパッションというか、イース様です。子供の頃にはわからなかった良さがイース様にはあると思いませんか、佐々木さん。

 うん、その通りです。(メールを読む)「ところでなんでキュアベリーはあんなに不遇なのでしょうか。永遠の謎です」。

 そうなんですよね。イースとキュアピーチが本当にぶん殴り合いの戦いをするんですよ。ガチ喧嘩みたいな感じでぶん殴り合いをして、最後に草むらに寝て「私たち……」みたいな感じのあのシーンを見るたびに『機動武闘伝Gガンダム』のオープニングの二番の「太陽が落ちるまで拳を握り殴り合って傷だらけのままで似た者同士と笑ってた」が流れてきて、最高だなこの作品って思った(笑)。

 もうねある意味『フレッシュプリキュア!』は『機動武闘伝Gガンダム』なんですよ。乱暴だな、俺(笑)。

『機動武闘伝 Gガンダム』。
(画像はAmazonより)

 敵方の作り方とかも、今まではファンタジーっぽい感じだったのがちょっとSFっぽい不思議な雰囲気があって、そこら辺も面白かった作品ですね。

天海:
 絵柄もちょっと変わってきましたね。

おたっきぃ佐々木:
 あと、キャラクターのおもちゃがあるじゃないですか。『フレッシュプリキュア!』はえらいセクシーです。「キュアベリー不遇だ」っていうのが書いてあったけれど、キュアベリーのお尻からのラインの素晴らしさは324円とは思えない出来です。ぜひあれは手に入れていただきたいと思います。

豪華な声優陣に先代プリキュアが初登場! 『ハートキャッチプリキュア!』 『ハートキャッチプリキュア!』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 『ハートキャッチプリキュア!』、これがまた素晴らしく良いんですよね。全部良いんですけれど、プリキュアは。馬越嘉彦さんのキャラデザになって、最初はちょっとびっくりしたんですけれど。

天海:
 ガラッと変わりましたもんね。

おたっきぃ佐々木:
 ただここは声優陣がすごい。

天海:
 すごかったですね。

おたっきぃ佐々木:
 水樹奈々さん、桑島法子さん。先代のプリキュアが出てくるっていうのが、ここが最初なんじゃないかな。

天海:
 ちなみにどれが出て来きたんですか。

おたっきぃ佐々木:
 キュアフラワーという先代のプリキュアっていうおばあちゃんが出てきて。だからそれをまたプリキュアに入れるかどうかっていうのが学会でいろいろと話になるんですけれど。どこであるんだ、その学会っていう話なんですけれど(笑)。

 キュアムーンライトは久川綾さん。久川さんは『セーラームーン』もやってプリキュアもやってという人ですからね。三石琴乃さんは『セーラームーン』もやったけれどペット役でしたからね(笑)。 一回クリスマスの回に封印されちゃうんです。封印された時にキュアフラワーが出てきたりして戦ったりしてみたいな。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

 そういう意味ではわりと衝撃的な展開がいろいろあった作品だなと思います。

天海:
 歌がかわいかったですね。

おたっきぃ佐々木:
 エンディングがね。それで言うと、エンディングのダンスでCGが入りはじめたのが『フレッシュプリキュア!』あたりなんですよね。

小学生プリキュアが登場した『スイートプリキュア♪』 『スイートプリキュア♪』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 『スイートプリキュア♪』。ある意味『ふたりはプリキュア』 のラブラブな感じを再現するという。メロディーとリズムのこのふたりが。

天海:
 かわいいです。

おたっきぃ佐々木:
 かわいいんですよね。ここでキュアミューズ。小学生プリキュアが初登場。今までは全部中学生。キュアムーンライトが高校生か。だいたいは中学生だったんじゃないかな。初の小学生プリキュアがここで来る。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

 あとキュアビートが寝返り系。キュアミューズは最初、黒い仮面をかぶって謎になっていたのがいきなり正体を表したら小さくなったっていう。今まであれ、どうしてたんだっていう話はすごいされるんですけれど。

 あれはどういう構造でどうなってたというのを研究してる方もたくさんいるということで。メロディーとリズムのこのふたりの夫婦っぽいイチャラブ感っていうのは、ある意味『ふたりはプリキュア』の原点回帰している作品かなと思います。

天海:
 名前が良いじゃないですか。北条響と南野奏ですよ。素晴らしい。

衣装が原点回帰した『スマイルプリキュア!』 『スマイルプリキュア!』
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 そして『スマイルプリキュア!』。すごく語弊があるのですが言います。一番好きなプリキュアは『スマイルプリキュア!』です。

天海:
 確かに良かったです。

おたっきぃ佐々木:
 原点回帰というか、制服っぽいものに戻るんですよね。

天海:
 『Yes!プリキュア5』に近い感じはありますよね。

おたっきぃ佐々木:
 なぜ『スマイルプリキュア!』が好きか。キュアピースが好きなんですけれど、なんでキュアピースが好きかという理由を今から語らせていただきたいと思います。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 お願いします。

おたっきぃ佐々木:
 プリキュアがリアルに出現したとして、俺みたいなオッサンと会話してくれることは他のプリキュアは無理なんだけれど、こいつはオタクなのでこいつだけ可能性がある。以上です。

天海:
 簡潔にありがとうございます(笑)。

おたっきぃ佐々木:
 本当に存在したら会話してくれるんじゃないかな。じゃんけんがありましたね。サザエさんと勝負するみたいなね。「ピカピカぴかりんじゃんけんポン」。話的にもギャグもあり、シリアスもあり、すごい落ち込む回とかめっちゃダークな回とかありましたからね。これ大丈夫か、女児泣いてないか? と思いながらも見ていましたけれど。

キャラが全員ハイスペックな『ドキドキ!プリキュア』 『ドキドキ!プリキュア』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 そして『ドキドキ!プリキュア』。『ドキドキ!プリキュア』は最初すごい悩んだんですよ。みんなキャラのレベルが高いんですよね。キュアハートは生徒会長でしょう、キュアダイヤモンドは頭がめちゃくちゃ良い。キュアロゼッタは財閥のお嬢様。キュアソードはアイドル。一般の子がいないんですよ。

 今までってわりとピンクのところにうさぎちゃんポジションっていうか、ちょっとドジっぽい誰でもなれるみたいなところがあったんですけれど。ただ『ドキドキ!プリキュア』を見ていたら、すごい良いので気にならなくなりました。それはそれで良いじゃないかと。僕たちも生徒会長を目指そうよみたいなね。

天海:
 目指しましょう。

おたっきぃ佐々木:
 キュアエースが小学生プリキュアパート2になりますけれど、あとキュアソードが歌を歌っていた。声優になったというところでも、わりとすごい作品だと思うんですけれど。

いろいろな国のプリキュアが登場する『ハピネスチャージプリキュア!』 『ハピネスチャージプリキュア!』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 そして『ハピネスチャージプリキュア!』。

 ここで一気にデザインがAKB48っぽいデザインになりまして、ちょっと驚いたんですけれど。これがわりと意外だったというか、デザイン的には戻った感じなんですけれどね。

 キュアハニーがやっぱりキューティーハニーをちょっと認識していたのかなっていうのを感じさせたり、あとアメリカのプリキュアとかインドのプリキュアとか、いろんなプリキュアが出てくんですよ。ここでこのプリキュアを全部カウントすると、総勢200人以上になっちゃうので、ここでのプリキュア論議がまたすごい難しい話になってくるんですよね。

天海:
 衣装変わっていましたよね。

おたっきぃ佐々木:
 そうそう。かわいい感じで。インドのプリキュアとかね。いろいろな国のプリキュアが出ていたりするので。これはこれで面白いと思うので見ていたければなと。

天海:
 アメリカかわいい!

おたっきぃ佐々木:
 ハワイのプリキュアなんかもかわいいですね。キュアウェーブだっけ、忘れたけれど。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

全員がかわいい! 『Go!プリンセスプリキュア』 『Go!プリンセスプリキュア』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 そしてまた罪作りな作品が来ましたよ。『Go!プリンセスプリキュア』。

 もうね、言っていいですか。キュアトゥインクルがかわいすぎ。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

天海:
 確かに人気でしたね。

おたっきぃ佐々木:
 全員かわいいんですよね、本当。

天海:
 改めて見てもかわいいな。

おたっきぃ佐々木:
 本当にキュアマーメイドが浅野真澄とは思え……いや、そういうことを言っちゃいけない! 浅野真澄さん、大好きですよ! キュアスカーレットは敵方っぽい人が寝返るパターンですね。

多彩な変身ポーズが登場する『魔法つかいプリキュア!』 『魔法つかいプリキュア!』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 『魔法つかいプリキュア!』 。尊い。

 またあれですけれど、さっきの『スイートプリキュア♪』の流れになりますけれど、もうイチャラブ系プリキュアですね。キュアミラクルとキュアマジカルのイチャラブ系。バージョンが4つくらいあって、いろいろな変身ポーズがあるプリキュアとしては新しい取り組みに。

 自分が育てていた赤ちゃんのはーちゃんがでかくなって、いきなりプリキュアになって。しまいには神様になってるみたいな(笑)。えらいところまでいってましたけれどね。最終回を見た時びっくりしました。これはキュアミラクルとキュアマジカルのラブラブぶりを見るアニメだと思います。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

 そこを楽しんでいただければ良いんじゃないかと思います。

変身バンクがやばい!? 『キラキラ☆プリキュアアラモード』 『キラキラ☆プリキュアアラモード』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 『キラキラ☆プリキュアアラモード』 。これは6人なんですけれど、本当はここにモフルンも入るかどうか、また学会での……もういいです、学会の話は(笑)。

 ここは肉弾戦NGという新機軸を叩き出してみたんですけれど、やっぱり『HUGっと!プリキュア』で戻っているところ見ると、やっぱり肉弾戦はあったほうが良かったんだなっていうのが。だからちょっと攻撃力が弱いのでちょっとあれなんですけれど。でもキュアジェラートがわりとかっこよかったりとか。

 キュアジェラートは意外とお嬢様なのにロック少女みたいにとか。あとはキュアカスタードは黄色なのに賢いっぽいとか。いろいろ意外なところはあるんですが、あとはキュアマカロンですね。高校生プリキュアだね。

天海:
 変身バンクがすごい良かったじゃないですか。

(画像はYouTubeより)

おたっきぃ佐々木:
 やばいよね。

毎週朝泣かされる『HUGっと!プリキュア』 『HUGっと!プリキュア』。
(画像はAmazonより)

おたっきぃ佐々木:
 現在の『HUGっと!プリキュア』に。

 全話良い。以上(笑)。今回の『HUGっと!プリキュア』は恐ろしいんですよ。普通、例えば水着回という要素があったとしたら、その水着回という中であれしようとするじゃないですか。

 ネタバレになっちゃうんですけれど、今まで敵だった人たちが「辞めさせてもらいます」って言って辞めたあとに、にこやかな顔で出てきて「もう辞めて私たちも普通になったからもう大丈夫よ」みたいな感じで、にこやかに話すわけですよ。「新しく会社作ったの」みたいな名刺交換をするわけですよ(笑)。

(画像は東映アニメーション公式サイトより)

 今までそういうのが少しだけ描かれていたのは、たぶん『ハートキャッチプリキュア!』 の時、ちょっとだけ敵方にいた人たちが最終話で道場に入ってくるとか、そういうのは描かれたりしたんですけれど、いきなり途中の話で仲良くなっているというのはすごいな。ある意味、佐藤順一さん恐るべし。

 だって水着回って、水着でワーワーキャーキャー言っていればいいやっていうのが多いじゃないですか。

天海:
 確かにそういうのも多いですよね。

おたっきぃ佐々木:
 そういう中にどれだけぶっこんで来るの!? みたいな話とか、あと野乃はなの過去の回想シーンで、ちょっと暗い、ちょっとつらかったことみたいなのを最近挿入で入れてきているじゃないですか。その辺が、毎週朝泣かされているっていうね。7歳と5歳の娘に「なんでパパ泣いてるの」ってよく言われますからね。

天海:
 大人にしか感じられないものもきっとありますよ。

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おたっきぃ佐々木と天海由梨奈の やっぱ、アニメでしょう#9

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