ボディケアでおなじみのニベアですが、顔に使用できる商品があることを知っていますか?それがこちら、「スキンミルク」シリーズです。

SNSでは最近、このスキンミルクを「メイク落とし」として使う方法が話題になっています。

そこで今回は、スキンミルクでしっかりとメイクを落とすことができるのか、徹底検証したいと思います。

ニベアのスキンミルクってどんな商品?

ニベアのスキンミルクは、ボディ用乳液で、「さっぱり」と「しっとり」、「クリーミィ」の3種類がラインアップされています。

このうち、筆者が実際に使ってみたのは「しっとり」。パッケージの裏面を見ると、超乾燥肌〜乾燥肌用となっています。保湿成分は、セラミドII、トレハロースが配合されています。そして、顔にも使うことができることが明記されています。

しっとりというだけあって、コクのあるテクスチャー。のびがよく、肌に濃密な潤いを与えてくれます。そして、しなやかでなめらかな肌へと導いてくれます。塗った直後は多少ベタつきが気になるかもしれませんが、浸透はいい方なのですぐに気にならなくなります。

スキンミルク(しっとり)でメイクは落とせるのか?

実はニベアに限らず、大抵のミルクはメイクを落とすことができます。ただ、商品によってはダマになったり、モロモロが出たりしてメイク落としに不向きなものもあります。

しかし、スキンミルク(しっとり)はダマになったり、モロモロが出ることもなく、クレンジングミルクと変わらない使用感でメイクを落とすことができました。

スキンミルク(しっとり)でメイクを落とす方法

ただし、スキンミルク(しっとり)でメイクを落とすには、ちょっとしたコツがいります。それをメイク落としの手順を踏みながらご紹介しましょう。

(1)あらかじめ落ちにくいポイントメイクは、専用のリムーバーで落としておきます。

(2)乾いた手のひらに適量取り出して、手のひらと手のひらを合わせて温めてから、乾いた状態の肌に塗ります。この時、指の腹を使って優しく円を描きながらメイクとスキンミルクをなじませます。

(3)メイクとスキンミルクがしっかりとなじんだら、ティッシュオフします。擦らずに油分を取り去るイメージで行いましょう。

(4)コットンにたっぷりと精製水か化粧水を含ませたもので顔全体を優しく拭うようにして、すべて拭き取ります。

スキンミルク(しっとり)は、コクのあるテクスチャーで油分も多め。洗い流しにはやや不向きです。そのため、しっとりとした洗い上がりを好む人や乾燥肌の人は、上記の方法でメイクを落とすのがおすすめです。

ただ、ベタつきが気になる場合には、入念なティッシュオフの後に洗顔してもOKです。洗顔しても潤いは持続します。

スキンミルク(しっとり)でどこまでメイクを落とせるか?

スキンミルク(しっとり)がメイク落としとして使えることは分かりましたが、果たしてどこまでのメイクを落とすことができるのか、気になるところですよね。実際に検証してみました。

今回用意したのは、ウォータープルーフのマスカラとアイライナー。

クルクルと円を描くように入念になじませてティッシュオフしたみたところ、ほとんど落ちました!

ただ、画像では少しわかりにくいと思うのですが、マスカラの色素が若干残っていました。また、商品によって落ち方は異なりますし、きれいに落とそうとするあまり指先に力が入ってしまう恐れがあります。そのためベストな方法は、専用のリムーバーを使って落とすことです。

豊富すぎるスキンミルク(しっとり)の使い方

番外編として、メイク落としやボディケア、フェイス用のミルクとしてスキンケアの最後に使う以外の使用方法をご紹介します。

(1)化粧水と交互に塗る

肌の乾燥がひどく気になった時におすすめなのが、化粧水とミルクを交互に塗るという美容法。これをお好みで3、4回くらい重ねると肌が潤ってモチモチっとした感触に変化します。ただし、ミルクは薄く重ねるのが◎。

(2)シートマスクの裏に塗る

シートマスクが乾くのを防いだり、密着を高めるのに効果的なのが、シートマスクを使用している時のシートマスクの裏側(実際に肌に触れるのと反対側)にミルクを塗るという方法。お手製のローションマスクをしている時や薄手のシートマスクを使用する時におすすめです。

(3)日中の保湿に

日中、肌の乾燥が気になった時、メイクの上からでも重ねることができるのがミルクのいいところ。少量を重ねて軽く叩き込むようになじませましょう。油分が気になる場合には、軽くティッシュオフしてください。また、ミルクと綿棒を一緒に持ち歩くと、パンダ目になってしまった時などメイクを修正するのに役立ちます。

スキンミルク(しっとり)は、200g入りで500円程度で販売されているのでコスパも抜群です。ぜひこの機会にニベアのスキンミルクに注目してみてください。

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル